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KOTRA、インド最大半導体展示会「セミコン・インディア2025」で韓国パビリオンを運営
インド半導体市場、2030年まで倍増成長見込み サプライチェーン多角化の拠点に浮上
インド全域で10プロジェクト推進、素材・部品・装置企業の進出機会拡大
グローバルサプライチェーンの強化が加速する中、インドが新たな半導体生産拠点として台頭している。KOTRA(社長 カン・ギョンソン)は韓国電力素子産業協会、韓国半導体産業協会とともに、9月2日から3日、インド・ニューデリー近郊のヤショブミ(Yashobhoomi)コンベンションセンターで開催された「セミコン・インディア2025」(SEMICON INDIA 2025)で韓国パビリオンを運営し、韓国企業のインド進出を支援した。
「SEMICON INDIA 2025」は、インド政府が戦略産業として育成中の最大規模の半導体展示会。今年はタタ(Tata)、ケインズ(Kaynes)、マイクロン(Micron)などのグローバル設備・素材企業と投資機関を含む350社が出展し、韓国をはじめ日本・シンガポール・マレーシアの4カ国が国家パビリオンを運営した。
韓国パビリオンでは国内有望半導体企業5社の製品を展示し、B2B商談スペースを設けて輸出商談を行った。また、インド電子半導体協会(IESA)主管のラウンドテーブルやインド政府機関とのネットワーキングプログラムに出展し、両国の半導体協力拡大の基盤を築いた。
インドの半導体需要は、スマートフォン、家電、自動車生産の増加に伴い急激に拡大している。現在、約530億ドル規模の市場は、2030年まで約1,000億ドルに成長すると見込まれ、これは世界半導体市場の約10%*に相当する水準だ。これを受け、インド政府は2021年から約90億ドルを投入して「SEMICON INDIA 2025」プログラムを立ち上げ、専門機関であるISM(India Semiconductor Mission)を設立しグローバル企業の誘致に乗り出している。
* マッキンゼーとSIA(米国半導体産業協会)は2030年の全世界半導体市場規模を約1兆ドルと予測
特に米国の半導体関税賦課などグローバルな不確実性が増す状況下で、インドはサプライチェーン多角化の重要拠点として注目されている。インド業界の関係者は「インド半導体産業が胎動する今がインド半導体サプライチェーン参入の最適期」と強調し、韓国企業にとっても新たな機会となり得ると述べた。
KOTRA南西アジア地域本部のキム・ドンヒョン本部長は「現在インド全域で後工程を中心に10の半導体プロジェクトが推進されている」とし、「今回の展示会参加を契機に、韓国企業がインドの成長潜在力を直接確認し、現地企業と協力して実質的な成果を上げられるよう全力で支援したい」と明らかにした。
出所:KOTRA (2025.09.04.)