釜山 < invest Korea

釜山は17日、ドイツのフランクフルト金融連合会と金融市場の発展のため「金融交流協力に関する了解覚書(MOU）」を締結したと発表した。

釜山市はドイツの金融中心地であるフランクフルトとの金融市場交流協力を強化するため、金融協力代表団を構成し、12月10日から12日までの日程でフランクフルトの欧州デリバティブ取引所(EUREX)、Frankfurt Main Finance(FMF)、ドイツ金融監督庁、フランクフルト投資振興公社、フランクフルト市議会などを訪問した。

金融協力代表団はフランクフルトにおいて韓国のデリバティブ及び船舶金融特化金融中心地の釜山市を広報した。また、デリバティブ金融と船舶金融機関の誘致に向けた広報活動も行った。

釜山市のチョ・ドンヨン投資特別補佐官とフランクフルト金融連合会のWilhelm Speckhardt共同議長(現エスボン社長）は、最後の日である12日に「金融交流協力に関する了解覚書(MOU)」を締結し、両都市の金融センターの相互発展、協力及び交流の強化に向け協力することで合意した。

同了解覚書には▲両都市間の関係発展と金融中心地として各都市のプレゼンス強化に向け緊密に協力▲金融市場の情報交換、国際金融中心地に跳躍するためのアイディア共有、相互人的交流の増加など金融人材の育成支援▲両都市の金融機関の相互移転及び事業領域を拡大する際、積極的に支援▲両地域に移転する金融機関への支援などを盛り込んでいる。

釜山市とMOUを締結したフランクフルト金融連合会は2008年ドイツのヘッセン州政府によって設立された。現在、ヘッセン州政府、フランクフルト市、エスボン市、フランクフルト所在金融機関、関係機関などの機関とコンサルティング会社、会計関連会社などが参加するフランクフルトを代表する金融組織。

フランクフルト市には欧州中央銀行(ECB)、ドイツ連邦銀行(Deutsche Bundesbank)、ドイツ銀行(Deutsche Bank)、コメルツ銀行(Commerzbank)、ドレスナー銀行(Dresdner Bank)などの本店がある。その他にも多くの外国銀行の支店や事務所など約300の金融機関が位置する世界的な金融都市の１つである。