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釜山商工会議所は22日、釜山地域の主要製造業191社を対象に実施した「2014年4~6月期釜山地域製造業の景気見通し調査」結果を発表した。
今回の調査によると、4~6月期の景況判断指数(BSI)は「93」と、昨年の1~3月期以降の過去最大となり、長年続いた景気下落が止まると予測した。
BSIは100を上回ると、景気を良いとみる企業が悪いとみる企業より多いことを意味し、100未満ならばその逆となる。2011年10~12月期以降、基準値を下回っていた製造業のBSIが基準値に近づき、地域景気の減速に歯止めが掛かっていることが分かった。
しかし、景気回復までは時間が掛かると見られ、景気刺激と企業環境の改善に努力が必要だと予測された。
部門別には輸出が91、設備投資が90、内需が88、営業利益が83など、主要部門で基準値を下回った。
輸出部門は不安定な為替、米国の量的緩和の縮小及び新興国の金融危機など不透明な対外条件の中、最大の輸出国である中国の景気低迷、日本の消費税引き上げによる現地市場の景気縮小などで回復に時間が掛かるだろうと見通した。
また、設備投資部門は不確実な国内外の環境の中にも関わらず、地域企業がリスク管理を強化し、充実な経営を進めることによって次第に縮小しており、国内外の需要不振と不十分な新規取引先の発掘による設備過剰の認識、今後の需要増加に対する期待減少、資金事情の悪化、非常状態に備えた流動性の確保の重視による低い予測値を記録した。
特に内需部門は地域景気の低成長基調が続いており、内需で大きな割合を占める不動産・建設景気が振るわないことによって、関連製造業も縮小していて、企業の消極的な投資と家計負債の増加などで回復が容易ではないだろうと予想した。
業種別には1次金属が84、ゴム・化学が86など、多くの業種で景気低迷が続くと予測される中、自動車部品(106)と造船機資材(104)は基準値を上回り景気回復を予告した。
原文記事
出所:ニューシース(2014.4.22)
**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。