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光州市、来年に「水循環先導都市」のマスタープランを樹立
作成日
2016.12.29
ヒット
402

聨合ニュースによると、



【光州聯合ニュース】ヨ・ウンチャン記者=日に日に深刻さを増している河川の水質汚染と猛暑・集中豪雨のような気候変動に備え、光州市が来年から「水循環先導都市」事業に本腰を入れる。

水循環とは、雲の生成・降水・流出・蒸発・浸透が持続的に続く循環のことだ。

水循環のシステムが狂うと、想定外の水質汚染と異常気象のような環境問題が発生しかねない。

「水循環先導都市」事業はきちんと機能しなくなった水循環システムの復元を目指している。この事業は建物・道路など、都市化の象徴とされてきた不透水面(雨水の浸透できない場所)を「低影響開発技法」で雨水が浸透できるようにする事業だ。

光州市の不透水面の比率は27%と全国の広域都市のうち3位で、現在も比率は増加傾向にある。

そのため、地下水位の低下、河川維持用水の不足、河川の水質悪化や洪水などの諸問題が発生している。

環境部は対策として「水循環先導都市」のテスト事業の公募を行い、光州市が1位に選ばれた。

光州市は「水循環先導都市」のマスタープランを樹立するため、来年に水循環管理基本計画の外部委託を推進する。外部委託には水循環政策の長期目標と段階別の実行計画などが盛り込まれる予定だ。

また、市全体の水循環の現状を把握できる「水循環地図」を作り、管理目標の設定、集中管理地区の選定も行う計画だ。

チョン・ジンスク市議員が11月に発議した水循環の基本条例も来年1月に発表される。条例には各種開発事業を行う際に水循環の管理施設の設置の義務化または勧告をし、降雨の流出水の負担金制度・水循環の管理施設を設置する際の財政的支援などが盛り込まれている。

水循環の政策や制度の改善方向性が決まれば光州市は西区尙武地区で「水循環先導都市」のテスト事業を推進する。

総事業費は295億ウォン(うち国費207億ウォン)を投じ、2018年から基本・実施計画を立て始め、2020年までに事業を完了させる。

その後、段階別の施行計画に沿って水循環システムの改善事業を都心全域に拡大する方針だ。

テスト事業の主な内容としては透水性舗装(歩行者道路など)、屋上緑化(学校・官公庁)、木の濾過ボックス(並木)の設置などがある。

光州市のパク・ヨンソク環境生態局長は26日「激しい猛暑と熱帯夜で苦しかったのも水循環のシステムが機能できなくなったためだ」とし、「気候変動に備え、水不足に能動的に対応していくために水循環政策を積極的に推進していきたい」と述べた。

betty@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>



原文記事
出所:聨合ニュース(2016.12.26)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。