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20周年を迎える光州ビエンナーレが「光州精神」について模索する大規模「文化行動プロジェクト」を進める。
光州ビエンナーレ財団は27日、来年9月5日から11月9日まで光州各地で開かれる第20回光州ビエンナーレで「光州精神」について探求する展示と講演、パフォーマンス中心のスペシャルプロジェクトを行うと明らかにした。
「1980年、その後」というテーマで展開される今回のプロジェクトは光州民主化運動以降の33年間の近現代史を芸術を介して集中的に取り扱う。
プロジェクト終了後は「光州発メッセージ」または「光州宣言」をまとめて世界に宣布する予定である。
今回のプロジェクトは展示、講演、パフォーマンスの形で行われる。
光州市立美術館とのコラボレーションを通じて光州民主化運動の時、市民と芸術家が共に製作した「市民版画」、「大型掛図」などが展示される。
展示は来年8月1日から11月8日までの100日間、光州市立美術館で開かれる。15カ国から約50人の作家が参加して「国家暴力」というテーマで光州と類似した経験を持つ沖縄、台湾、済州道などの事例を美学的・社会的にアプローチする計画。
講演は世界的に有名な哲学者を始め一般市民など各界各層の人物70人余りが招待され3月から11月まで光州各地の意味のある場所で「光州」について話し合う時間が設けられる。
講演では韓国現代史において民主主義の皮切りとなった1980年光州民主化運動を記点に今日までの変化を芸術・人文・社会学のディアクロニック(通時的)な観点から探索する。
プロジェクトのテーマに合わせて、光州民主化運動が起きた1980年以降の世界の歴史的な事件と変化についても模索する。
パフォーマンスは光州民主化運動を思い起こす「道」と「空間」を歩きながら歴史の足跡を辿るプログラムである。1980年の光州を直接体験できるように構成された。
今回のスペシャルプロジェクトは光州ビエンナーレ20周年記念諮問委員会が選定した小委員がキュレーターとして参加し、企画する。
展示部門にはユ・ボムモ(嘉泉大絵画科教授)責任キュレーターを始め、ペク・ジスク(2013安壤公共芸術プロジェクト監督)、ジョン・ヨンシム(弘益大芸術学科教授)、ミシェル・ヒョン氏が協力キュレーターとして参加した。
講演部門ではキム・ナムシ(梨花女子大造形芸術学部教授)氏とキム・サンユン(光州創意市民フォーラム共同代表)が協力キュレーターに選ばれた。
パフォーマンス部門の協力キュレーターにはイ・ムヨン(全南大文化専門大学院教授)氏が参加し、光州市立美術館のジャン・ギョンハ広報事業課長が協力キュレーターに選定された。
イ・ヨンウ光州ビエンナーレ代表取締役は「精神という単語がつく都市は光州しかない」とし、「多くの人々が光州精神について詳しく理解していないため、今回のプロジェクトを進めることにした」と明らかにした。
また、「今回のプロジェクトは1980年の光州を初めに世界各地で起きた社会、政治的な変化を眺め、新しい時代精神を開拓する文化行動の作業になるだろう」と付け加えた。
最後に「今回のプロジェクトは光州精神が有している草の根精神を実践するため、プロジェクト進行過程から市民社会との疎通に重点を置いている」とし、「今回のプロジェクトを通じて光州発メッセージが世界中に発信されることを願う」と説明した。
原文記事
出所:ニューシース(2013.12.27)
**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。