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聨合ニュースによると、
【清州聯合ニュース】韓国中部、忠清北道清原郡の五松で9月26日から17日間、「生命、美しさを開く秘密」をテーマに国際バイオ産業エキスポが開かれる。エキスポでは細胞の発見から始まったバイオ産業の無限の可能性や未来を知ることができる。
観覧客はバイオ未来館で「ユートピア」の姿に触れることができる。
共働き夫婦が毎朝忙しく朝食の準備をする姿は、数年後には過去の話になるかもしれない。
壁掛けテレビで食事を選択し台所の3Dプリンターがおいしそうな朝食を作る。
また、将来は家畜を食肉処理する必要がなくなる。野菜や肉類を生産する工場は細胞を培養し食べ物を供給する。世界各地の深刻な食糧・飢餓問題も過去のものになる。
3Dプリンターが作った料理だからといって味や栄養価に問題はない。病気を予防するワクチンフルーツ、ビタミンAが豊富なコメを使用した健康な未来の食卓ができあがる。
交通渋滞がない空中立体道路を無人自動車が走る。給油はいらない。ガソリンタンクでは単細胞微生物がガソリンを作り続ける。
この技術によって韓国はバイオ産油国になるという夢をかなえることになる。微生物が生産するガソリンや海藻類がつくるエタノールを使わない国がないほどになるだろう。
ショッピングは楽しいが、試着するためにいちいち着替えたり新しい服を選んだりする面倒はなくなる。鏡の前に立つだけで3D映像を利用し試着できる。
家に帰れば店で購入した洋服が置かれている。衣類3Dプリンターが自動転送した情報で洋服が作られる。
健康問題の心配もない。自動車に乗っていても、またショッピングをしていても主治医に医療情報が自動転送される。
2004年に公開されたウィル・スミス主演の米映画「アイ、ロボット」に出てくるさまざまなロボットも実生活に登場する。料理ロボット、認知症治療ロボット、エンターテインメントロボット、3Dプリンターが人間の充実した生活をサポートする。
大けがをしても心配いらない。3Dプリンターが胚性幹細胞(ES細胞)を利用して身体を復元する。
地球侵攻をたくらむ昆虫に足を襲われた人間が3Dプリンターで傷を再生する。1997年公開の米SF映画「スターシップ・トゥルーパーズ」で描かれたこのシーンも想像の世界の話ではない。
急速に発達するバイオ技術はこうして私たちの日常生活に自然に溶け込む。同エキスポはこうした想像が現実になるという期待を抱かせる。
砂漠で育った作物が人類の食糧問題を解決することもあり得る。
エキスポ組織委のイ・チャヨン事務総長は「永遠の命という夢、バイオ産油国の夢は遠い未来ではない」としながら、エキスポでバイオ産業の価値と無限の可能性を垣間見ることができると話した。
sjp@yna.co.kr
<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>
原文記事
出所:聨合ニュース(2014.7.23)