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韓国・ベトナムFTA 20日に発効=輸出拡大に期待
作成日
2015.12.18

聨合ニュースによると、

【世宗聯合ニュース】韓国とベトナムの自由貿易協定(FTA)が20日に発効する。

韓国産業通商資源部によると、韓国が9日、ベトナムに対し20日のFTA発効を提案し、ベトナムが同意した。

両国は2012年9月にFTA交渉を開始し、昨年12月に妥結した。今年5月に正式署名し、先月、韓国国会で批准同意案が通過した。

20日にはベトナムとのFTAのほか、中国、ニュージーランドとの各FTAも発効する。

同部は「韓国にとって第3位の輸出対象国のベトナムとのFTAが年内発効となり、ベトナム市場で韓国企業が有利に競争力を確保できる。ベトナムに対する安定的な投資環境も作られる」と期待を示した。

韓国の対ベトナム輸出は最近急増し、2桁の伸びを見せている。1~10月までの輸出額は233億9000万ドル(約2兆8491億円)で、中国(香港を含む)、米国に次ぐ輸出相手国となった。

韓国はベトナムに半導体、無線通信機器、合成樹脂などを輸出し、ベトナムからは衣類、履物、木材類などを輸入している。

韓国・ベトナムFTAは、07年6月に発効した韓国と東南アジア諸国連合(ASEAN)とのFTAに比べ、商品、規範分野で開放幅を拡大した。

韓国は、ASEANとのFTAには含まれなかったマンゴーなどの熱帯果樹、ニンニク(乾燥・冷凍)、冷凍ショウガなど499品目を追加開放した。コメは除外した。

ベトナムは自動車部品、化粧品、生活家電、乗用車(3000cc以上)など272品目を自由化対象に追加した。

市場の開放率は輸入額ベースで韓国が94.7%、ベトナムが92.4%、品目数ベースで韓国が95.4%、ベトナムが89.9%となる。

同部は、繊維、織物、自動車部品など韓国企業の中間財の輸出だけでなく、家電と化粧品に対する関税撤廃により中小企業の輸出増加にも期待を示している。

韓国政府はFTAの運営と履行に向け、FTA発効後に長官級共同委員会、分野別の委員会と作業部会を設け、ベトナムと持続的に協議する計画だ。

hjc@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事
出所:聨合ニュース(2015.12.16)

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