Invest KOREA

米CTA、1次292社の受賞企業を発表、韓国129社が最多
産業部・KOTRA、来年1月のCES統合韓国館を皮切りにデブリーフィングセミナー、革新賞ショーケース、国内外の商談・展示会連携支援など、受賞企業の海外進出を総力支援
カン・ギョンソン社長、「革新」を「輸出と海外進出」につなげたい

韓国企業が今年もCES革新賞を独占する見通しだ。先日、米国消費者技術協会（Consumer Technology Association）が発表した第1次結果*によると、世界の受賞企業292社のうち129社が韓国企業である。産業通商資源部（長官 アン・ドクグン）とKOTRA（社長 カン・ギョンソン）が支援した企業も55社が73個の賞を受賞する快挙を成し遂げた。
* 全体の結果はCES展示会開幕日（‘25.1.7）に発表（最終500社以上の受賞見込み）

CES革新賞は、米ラスベガスの消費財電子展示会（CES）の主催者である米国消費者技術協会が世界の革新製品のうち、技術性、審美性、革新性に優れた製品に授与する賞だ。初めて発売された製品だけが受けることができ、世界各地から約100人の審査員から評価される。

韓国は昨年に続き、今年最多の受賞国だ。129社が165個の賞を受賞し、全体企業の44.2%、革新数基準で46.1%となる。KOTRAの分析結果、33のカテゴリーのうち、▲フィンテック（4社、100%)　▲スポーツ（3社、100%）　▲人間の安全保障（12社、86%）　▲スマートシティ（14社、82%）　▲ドローン（4社、67%）　▲メタバース（4社、65%）分野で優れた頭角を現した。

革新賞は、海外進出を準備している革新技術企業に大きな意味を持つ。国際的に認知度が高く、製品の技術性を証明する指標となるだけでなく、ブランド認知度と信頼度を高めるのに役立つ。

受賞企業が毎年増加する中、KOTRAは受賞企業のための支援事業を来年から大幅に強化する。1月の米国CES展示会に大規模な統合韓国館(403社)を運営し、引き続き国内でのCES革新賞支援事業(CES 2025革新賞受賞企業フォーラム(仮称))を複数の機関と協業して推進する。その後、ブームアップ・コリア(BoomUp Korea)、Invest Korea SummitなどKOTRAの代表的なイベントと連携して、革新賞受賞企業のための展示館、商談館を造成する方針だ。

KOTRAのカン・ギョンソン社長は「国際的に権威あるCES革新賞受賞を機に、韓国企業の革新成果を共有するとともに、今後の輸出支援策などを策定することに力を注ぐ」とし、「韓国企業の革新成果が単に受賞にとどまらず、輸出や海外進出につながるように最善を尽くして支援する」と述べた。



出所：KOTRA (2024.12.10.)