Invest KOREA

聯合ニュースによると、

韓国の大手石油元売りのＳＫイノベーション、ＧＳカルテックス、Ｓ－ＯＩＬ、現代オイルバンクの輸出額が７６兆ウォン（約５兆円）を突破し、過去最高を記録したことが１９日、分かった。

　４社の１～１０月の輸出額は合計７６兆１４７４億円で、昨年１年間の輸出額（６３兆１１３７億ウォン）に比べ２０．７％増加した。これまで最高だった２００８年（６８兆１１５億ウォン）も大きく上回った。

　輸出額を会社別にみると、ＳＫイノベーションが２８兆４３６４億ウォン（１～９月）で最も多く、ＧＳカルテックスが２４兆７９０９億ウォン、Ｓ－ＯＩＬが１６兆３７６１億ウォン、現代オイルバンクが６兆５４４０億ウォンだった。

　業界関係者は「消費者の間では、石油元売り会社は原油を輸入し、ガソリンや軽油を販売する内需中心の企業というイメージが定着しているが、国内の売上高より輸出額がはるかに多い」と話す。

　別の業界関係者は「精油業界の実際の利益の大半は輸出で得られる。『地上の油田』と呼ばれる高度化設備に膨大な投資を続けてきたためだ」と説明している。

　これら４社はいずれも世界最高水準の高度化設備を運営している。大韓石油協会の関係者は、「韓国で生産される石油製品は品質面でも世界最高だ」とした上で、景気低迷が予想される来年も石油製品は輸出好調が続くとの見通しを示した。

原文記事

出所：聯合ニュース(2011.12.19)