Invest KOREA

聯合ニュースによると、

現代・起亜自動車グループの鄭夢九（チョン・モング）会長は２日の仕事始め式で、今年の世界販売目標を７００万台にすると発表した。

　鄭会長は販売目標達成のため、世界各地の工場や販売法人との有機的な協力体制を整え、市場の変化に能動的に対応するよう呼びかけた。

　鄭会長は昨年、現代・起亜自動車が６６０万台を生産・販売し、世界５大メーカーに浮上したほか、現代製鉄も第３高炉を着工し、世界的な鉄鋼企業になる基盤を構築したことを評価した。また、現代建設を買収し、自動車、鉄鋼とともに、グループの将来に向けた成長エンジンを確保したと強調した。

　鄭会長はグループの経営方針として、「経営の充実を通じ、グローバル企業として飛躍できる基盤の構築」を掲げた。推進課題としては▼品質向上▼市場変化に対する能動的な対応▼円滑なコミュニケーションと有機的な協力体制▼研究開発強化と基盤技術の確保▼企業の社会的責任――を示した。

　鄭会長は今年の自動車産業の成長は鈍化し、競争はさらに激しくなると予想。今年、北京工場とブラジル工場が量産を開始し、世界９カ国の３０工場が稼働することを明らかにし、素材から完成車に至るまで徹底した品質管理で顧客に満足と感動を与えなければならないと強調した。

　また、エコカーの開発と電子制御技術の確保のため専門人材を補強し、投資を継続的に拡大する方針を示した。

　鄭会長は社会的企業としての役割も強調した。社会貢献と協力企業との協力体制を強化し、国家経済や社会発展に寄与する企業を目指す考えを明らかにした。

原文記事

出所：聯合ニュース（2012.01.02）