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聯合ニュースによると、
今年の韓国株式市場に対し、世界の主要投資銀行が相次いで前向きな評価を下している。
世界経済の停滞により、経済成長率は低下するものの、韓国市場はほかの新興国に比べ低評価されているのに加え、政策的に景気浮揚を図れる余力があると説明している。
韓国の国際金融センターがまとめた報告書によると、韓国の株式市場で外資系投資銀行による売買は昨年、7兆7000億ウォン(約5143億円)の売り越しとなったが、今年は買い越しに転じると予測した。
米シティグループはアジア地域の経済成長率が2012年に6.9%、2013年に7.3%と、堅調な伸びを維持すると予想した。これを踏まえ、韓国とタイ株式市場への投資を拡大するよう勧告した。
モルガンスタンレーは韓国やインド、インドネシア、マレーシア、タイなどが世界経済の低迷に対応するため、政策金利を引き下げる可能性が高く、市場に好影響を与えると見込んだ。
野村も韓国株式市場に対し、肯定的な見方を示した。韓国は昨年の株価上昇率が11%減と、フィリピン(4.1%減)、インドネシア(3.2%減)、タイ(0.7%減)などより低く、上昇余地が大きいという。
昨年は東日本大震災や欧州の財政危機、米国債の長期信用格付けの引き下げなどが韓国市場にも悪材料となり、外国人投資家による売買は3年ぶりに売り越しとなっていた。
だが、金正日(キム・ジョンイル)総書記の死去が韓国の信用格付けに影響しないとの格付け会社の分析や、米国の投資心理の回復は韓国市場に好材料となるとしている。
出所:聯合ニュース(2012.01.04)