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韓国経済は相対的に良好 CDS保証料率下落
作成日
2012.09.03
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聯合ニュースによると、

韓国の不渡りリスク指標が、欧州債務危機が本格化して以来最低の水準まで下がった。

 信用度が改善すると低くなる、外国為替平衡基金債券(外平債)の加算金利(2019年満期)も、28カ月ぶりの低水準となった。 

 欧州債務危機が続く中、韓国のファンダメンタルズ(経済の基礎的諸条件)が相対的に良好なためとみられる。韓国内に悪材料が無かったことも一つの要因とされる。

 米国、日本、中国、ドイツなど主要国のリスク指標も、欧州財政危機の変動性が鈍くなってきたため、全般的に下落した。

◇ 韓国のCDS保証料率が2桁に肉薄

 金融監督院と国際金融センターによると、23日の韓国国債(5年物)のクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)の保証料率(プレミアム)は102ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)で、昨年8月1日(101bp)以来、最低を記録した。

 韓国債権のCDSプレミアムは2010年末の96bpから昨年10月4日に229bpと最高となった。しかし、昨年末に161bp、今年7月末には117bpと下落傾向を見せていた。

 CDSプレミアムは債券を発行した企業や国家が不渡りを出した際、損失を補償する派生商品であるCDSに加えられる一種の加算金利だ。この数値が下がるというのは、発行主体の不渡りリスクがその分低くなるということを意味する。

 韓国の銀行や企業のCDSプレミアムも大きく下落している。

 また、もう一つのリスク指標である外平債の加算金利も大きく下がった。

 2019年満期の外平債加算金利は、21日に79bpまで落ち、2010年4月28日(77bp)以来、28カ月ぶりの低水準となった。

 外平債加算金利は、国際金融市場で流通する韓国政府の債権の収益率で、米財務省債権に対する加算金利として表記され、信用度が改善するほど低くなる。

◇ ファンダメンタルズも相対的に安定

 韓国の不渡りリスクを表す指標が大きく下落したのは、米国、中国、欧州などの経済が不安定になる中、相対的にファンダメンタルズが良好な韓国が注目を浴びたためとみられる。

 外国人投資家らは今年に入り今月23日まで、韓国債券市場で22兆7904億ウォン(約1兆5787億円)を買い上げた。株式市場でも12兆5000億ウォンの買いとなった。

 外資系投資銀行は韓国の外貨債権を安全資産と評価している。

 これは韓国のCDSプレミアムが、これまで韓国より低かった中国と差を縮めたことからも分かる。それほど韓国の信用が高まったということだ。

 しかし、リスク指標改善について、国内のファンダメンタルズが良好だからというより、悪材料が無かったためという指摘もある。

 国際金融センターは「今の下落現象は、一時的なもの」とした上で、スペイン、イタリア、ギリシャの債務危機が落ち着き、韓国のCDSプレミアムに影響を与えたと説明した。

原文記事

出所:聯合ニュース(2012.08.24)

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