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聨合ニュースによると、
韓国知識経済部が9日に発表した「2012年IT(情報技術)輸出入動向」(速報値)によると、昨年のIT製品の輸出額は1552億ドル(約13兆5691億円)、輸入額は779億ドルで、773億ドルの貿易黒字を記録したと集計された。
輸出は前年比0.9%の減少で輸入も同4.4%減った。ただ、773億ドルの黒字は過去2番目に高い数値で、全産業の貿易収支の約2.7倍に達する。
輸出が小幅な減少を見せたのは欧州債務危機などの厳しい対外条件やメモリーやパネルの単価下落など世界的にIT需要が低迷したことと、国内携帯電話メーカーの海外生産拡大が原因とみられる。
ただ、下半期にはスマートフォン(多機能携帯電話)輸出が回復傾向を見せ、システム半導体などハードウェア・ソフトウェア融合品目の競争力強化でIT輸出が再び上昇傾向に転じた。
品目別ではスマートフォンが全世界市場シェアの40%に肉薄し、半導体も3年連続で輸出額500億ドルを突破した。
国家別では中国(香港含む、790.5億ドル、7.1%増)、東南アジア諸国連合(ASEAN、171.7億ドル、13.2%増)など新興市場を中心に輸出増加となった。最大輸出国の中国は韓国のIT輸出に占める割合が50%を超えた。
一方、日本(83.6億ドル、0.1%減)、米国(137.6億ドル、1.2%減)、欧州連合(135.1億ドル、6.7%減)など先進国向けは減少が続いている。
知識経済部は今年のIT輸出額は1600億ドルを記録し、800億ドルの貿易黒字になると見通した。
出所:聨合ニュース(2013.01.09)