Invest KOREA

聨合ニュースによると、

韓国産業通商資源部は１日、昨年８月に署名したトルコとの自由貿易協定（ＦＴＡ）基本協定と商品貿易協定の関連手続きが全て終了し、来月１日から同ＦＴＡが発効すると発表した。韓国にとっては９番目のＦＴＡ発効となる。

　ＦＴＡ発効によって両国は１０年以内に貿易額ベースでほぼ全ての品目（約１万１０００品目）を非関税とする。譲歩率は韓国が９９．６％、トルコは１００％。

　工業製品については７年以内に全品目の関税を撤廃し、農産品は敏感性を考慮し品目数ベースで４０．７％を除外とした。

　韓国とトルコの昨年の貿易額は５２億２４００万ドル（約４８９２億円）。韓国からの輸出が４５億５２００万ドルで輸入は６億７２００万ドル。韓国の貿易収支は３８億７９００万ドルの黒字だった。

　韓国からの輸出で最も金額が多いのは合成樹脂で３億９５００万ドル。次いで乗用車、自動車部品、船舶の順。トルコからの輸入は、その他石油製品の２億９３００万ドルが最多で、自動車部品、織物製衣類が続く。

　ＦＴＡ発効による貿易増加効果は、５年で６億３０００万ドル、１０年で７億４０００万ドルを見込んでいる。韓国の対トルコ貿易黒字は、５年で４億４０００万ドル、１０年で５億１３００万ドル増えると予想される。

　産業通商資源部のＦＴＡ政策官は「韓国に有利なＦＴＡをトルコが受け入れた。トルコはアジアの主要貿易国として韓国を選ぶ必要があった」と話した。

原文記事

出所：聨合ニュース(2013.04.01)