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聨合ニュースによると、
報告書で同院は輸出を取り巻く環境が悪化している中、昨年の韓国の対米輸出はFTAにより関税が撤廃されたり引き下げられたりした品目を中心に安定した輸出成果をあげたと説明した。
韓国の米国市場でのシェアは昨年3.2%を記録した。2008年の2.3%以降、増加傾向を見せており、2012年の2.6%から13年には2.8%に、14年には3.0%に増加した。
昨年の韓国の対米輸出額は698億3000万ドル(約7兆9400億円)で前年比0.6%減少した。
一方、米国とFTAを締結していない日本のシェアは2000年に記録した12.1%から減少を続けており、昨年は5.9%。韓国との差は過去最低の2.7ポイントとなった。
韓米FTAにより関税が撤廃または引き下げられた品目における韓国の昨年の輸出は前年比5.1%増加したが、日本は同7.8%減、中国は同4.2%増となり、韓国の増加率が上回った。
電機・電子(12.5%増)、機械(12.4%増)、ゴム(11.3%増)、農水産食品(12.9%増加)などの分野は2桁の増加率となった。
米国からの輸入は昨年440億2000万ドルで前年比2.8%減少した。乗用車、液化石油ガス(LPG)などの輸入が増加したものの、穀物、飼料、医薬品などの輸入が減り、全体では減少となった。
韓米FTA締結の際に懸念されていた農・畜・水産物分野の輸入は10.3%減少した。
米国産の乗用車の輸入は4年間で年平均36.6%増加した。昨年は前年比32.6%増えた。今年1月から米国産乗用車の関税が4%から0%になり、今後さらに増える見通しだ。韓国産乗用車の対米輸出についても今年から2.5%の関税が完全に撤廃されたため、増加するとみられる。
国際貿易研究院のパク・ジウン首席研究員は「現在は米国への輸出額の95.7%に対して無関税で輸出が可能だ」とした上で、世界経済の先行きに対する懸念から韓国の輸出が振るわない中、韓米FTAを積極的に活用して米国市場を攻略する必要があると話した。
yugiri@yna.co.kr
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原文記事
出所:聨合ニュース(2016.03.14)