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韓国銀行(中央銀行)が5日公表した「4~6月期の国民所得(暫定)」によると、同期の実質国民総所得(GNI)は前期に比べ2.9%増加した。2009年4~6月期(4.8%増)以来の高水準となった。
実質GNIは、国内の経済活動に焦点を置いた実質国内総所得(GDI)とは異なり、韓国国民が国内外で得た所得の実質購買力を示す。前期比増加率の推移をみると、昨年4~6月期の1.5%から7~9月期が0.7%、10~12月期が0.3%と鈍化したが、今年1~3月期に0.8%と拡大に転じた。続く4~6月期は、交易条件の改善を追い風に伸び幅を拡大した。
名目GNIは330兆1000億ウォン(約30兆900億円)で、前期比1.0%増加した。
実質国内総生産(GDP)成長率は前期比1.1%と集計された。7月に発表された速報値から変わっていない。
業種別には製造業が電機電子や一般機械、精密機器などを中心に0.9%増加した。農林漁業が2.1%、建設業が1.4%の増加。サービス業も0.9%のプラスだった。
支出をみると、民間消費は耐久財と食料品などが増え、前期の0.4%減から0.7%増に転じた。
輸出は携帯電話や半導体、特許権使用料などが増えて1.8%、輸入も半導体や原油などを中心に1.1%、それぞれ増加した。建設投資も3.4%の増加。一方、設備投資は運送装備が減ったために0.2%減少した。
出所:聨合ニュース(2013.09.05)