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G20に続き、APECでもグローバル経済危機の対策に「クネ・ノミックス」提示
「江南スタイル」再び言及 規制など4大壁無くす政策の紹介で「コリアセールス」
朴槿惠(パク・クネ)大統領が6日始まったインドネシア・ブルナイ歴訪でも、新政府の経済基調の核を成す「創造経済」のPRに乗り出した。
朴大統領はアジア太平洋経済協力(APEC)首脳会議が開催されるインドネシアのバリに到着し、国際コンベンションセンター(BICC)で開催されたAPEC CEOサミットで、「革新のビジネスが重要な理由」をテーマに基調演説を行った。
主催側の特別要請により行われた演説で朴大統領は世界経済の低迷に関連し、「世界経済が持続的な成長に向かう原動力は革新(イノベーション)しかない」とし、「そのため、韓国政府は革新を通じた新たな経済復興戦略といして『創造経済』を推進している」と話した。
いわゆる「クネ・ノミックス」の中核を占める創造経済の重要性を、全世界GDPの58%を占める最大の地域協力体のAPECの主要企業関係者約1千人を対象に力説し、自分の経済政策に対する自信を表したと評価される。
先月ロシアのサンクトペテルブルクで行われたG20(主要20カ国)首脳会議に続く、多国間の外交舞台における2回目の創造経済論となる。朴大統領はG20の翌日、第2セッションの先導演説を通じて創造経済を述べた。
G20の時と同じく、朴大統領は創造経済について「各経済主体のクリエイティブなアイデアを元に科学技術とITを結びつけ、産業と産業、産業と文化の融合を図ることで新しい市場と雇用を創出すること」と説明した。
創造経済の代表例として、ニューメディアのユーチューブと歌が結びついて成功を生み出したPsyの「江南スタイル」、サーカスにストーリーと音楽、舞台装置などを結びつけた「太陽のサーカス(Cirque du Soleil)」を上げた。江南スタイルを言及する部分では所々で笑いが起きた。
G20で「きちんとした原則に基づく資本主義」を強調し、創造経済を実現するための立法過程など韓国政府の準備段階を説明した朴大統領は、今回はその政策方向についてより詳しく紹介した。
規制と金融、教育、国境など創造経済に立ちはだかっている4大障壁を指摘し、それを乗り越えるための政策について具体的に話した。
演説の対象がAPEC加盟国の政府関係者でなく企業関係者であるため、彼らに対して韓国の投資環境が改善されたことを間接的にPRすることで「ビジネスしやすい国」として韓国のイメージを強化し、海外資本の対韓投資を誘導するセールス外交に自ら乗り出したと分析される。
青瓦台は「朴大統領が就任後初めて出席するAPEC首脳会議の初めての公式日程として域内の財界リーダー向けの基調演説を選択したのは、経済の建て直し及び雇用創出に向けたセールス首脳外交に対する韓国政府の強い意志を反映したもの」と説明した。
また、朴大統領は創造経済を通じて世界経済に寄与していくことを明らかにし、APEC加盟国内に構築された韓国のグローバルリーダーシップを強固にした。
朴大統領は「今後韓国は、創造経済に向けた努力を続けるとともに、韓国の経験を世界と共有していく。特に、途上国の創造経済能力の向上を積極的に支援し、世界経済が『回復と成長』に向かうことに寄与する」と話した。
出所:聨合ニュース(2013.10.06)
**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。