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「韓国の財政健全性、OECD諸国がうらやむレベル」
作成日
2013.10.14
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OECD上級予算官吏会合(SBO)Gerhard Steger議長、「見事な財政管理」

「韓国政府の財政健全性は、他の国が『羨む(jealous)レベル』だ。」

経済協力開発機構(OECD)上級予算官吏会合(SBO)Gerhard Steger議長は14日、聨合ニュースとのインタビューで「政府総債務残高比率(GDP)が約36%の韓国は、他のOECD加盟国に比べても財政状況が堅調な国」と話した。

彼は、「グローバル金融危機直後の2009年に、韓国はOECD諸国の中でプラス成長を維持した数少ない国だった」とし、韓国は国際的に「財政管理の優れた国」に上げられると強調した。

また、「高齢化などで高まる福祉支出への要求などの課題が待っているかもしれないものの、適時に対応すれば健全な財政状況を維持できると見られる」との見通しを示した。

福祉支出などをめぐって韓国で議論になった「増税問題」については「見慣れた状況」とし、世界中で似たような議論が行われていると説明した。続いて、韓国政府の非課税・減免の整備と地下経済の陽性化などを通じた財源確保という目標は不可能ではないと話した。

彼は、「増税よりは税制の穴(loophole)を埋めていくのが先だ。税率の引き上げなど増税を行っても、脱税や租税回避が起きたら意味がない」とし、「税収と財源基盤をきちんと管理し、正確な目標を立てて支出を合理的に管理できれば、増税無くしても福祉財源を調達することができる」と評価した。

Steger議長は、グローバルな低成長と金融危機などの状況で経済成長の目標のために財政投入が増加し、それによって各国の財政健全性が悪化する悪循環について「財政状況が良いのは経済発展の主要前提」とし、各国が成長と財政健全性の両方を達成するために努力しなければならないと説明した。

公営企業など公共機関の債務急増の問題に対しては、「第一には公共機関の債務を把握できるように透明にし、第二にはそれをいかに管理するか考えなければならない」と話した。

彼は、「民営化など公共機関の性格を変える方法で問題を解決する方法もあるものの、すべての国に適用できるものではない」とし、慎重な見解を示した。

Steger議長は、韓国を含むOECD諸国が財政政策を効率的に運用するためには、管理方法を改善する必要があると強調した。

彼は、「中期予算計画樹立と総額予算制度・成果主義予算制度の導入、発生主義会計の使用など、4つの領域における改善は共通的に必要」とし、「韓国はここ数年間おこなってきた財政改革を通じて4つの道具を全部有効に使っている」と評価した。

Steger議長は1415日にソウル中区新羅ホテルで企画財政部とOECD、韓国租税財政研究院が共同で開催する第3回国際財政フォーラムに参加するために韓国を訪問した。

今回のフォーラムではSteger議長を始めとする各国の予算担当閣僚と国際機関関係者が財政管理の改革などについて議論を交わす。

原文記事

出所:聨合ニュース(2013.10.14)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。

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