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韓豪FTA仮署名 早ければ来年初に発効
作成日
2014.02.14

聨合ニュースによると、

【ソウル聯合ニュース】韓国の産業通商資源部は13日、オーストラリア・キャンベラで10日(現地時間)に同国との自由貿易協定(FTA)に仮署名したと発表した。

上半期中に共同宣言文で正式署名をし、両国で必要な国内手続きを踏んだ後、速やかに協定を発効させることで合意した。両国が国会批准を終えれば2015年初頭に発効されることになる。

オーストラリアは協定発効後5年以内にほとんどすべての品目(品目数基準99.5%、輸入額基準100%)で関税を撤廃する。韓国は10年以内に大多数の品目(品目数94.3%、輸入額94.6%)で関税をなくす計画だ。

オーストラリアは韓国の主力輸出品目である中・小型ガソリン車、小型ディーゼル車、ディーゼル貨物車をはじめ、家電製品、冷延鋼板などに付加する5%の関税を協定発効後直ちに撤廃する。大型ガソリン車、中型ディーゼル車、自動車部品などの関税は3年以内になくす。

韓国は乗用車、貨物車、自動車部品に対する関税を直ちに廃止する。

オーストラリアは協定発効とともにすべての農産物に対する関税をなくすが、韓国は品目数基準61.5%を10年以内に撤廃する。

水産物では韓国は品目数基準で90.3%について10年以内に関税を撤廃する。オーストラリアは韓国が多く輸出するノリ、マグロを含むすべての水産物の関税を協定発効直ちに撤廃する。

両国はFTAにより深刻な被害が生じた際に、産業保護措置ができる両者セーフガード(緊急輸入制限)、開城工業団地で生産された製品を韓国製と認定するための域外加工地域条項、国家と投資家の間の紛争解決手続き(ISD)条項などの導入に合意した。

オーストラリアは2004年に米国とFTAを締結した際、ISD条項を除外した。ISDは企業が投資相手国の法令や政策などで被害を被った場合、国際仲裁を通じ被害に対する救済を受けられる国際訴訟。自国企業の海外投資が多い国には有利に働き、外国企業の自国投資が多い国には不利となり、韓豪FTAでは韓国にとってメリットが大きい。

韓国政府は、韓豪FTAが韓米FTAに比べ、韓国側に有利な条件が含まれていると強調しているが、国内の農業や畜産業の被害を懸念する団体や野党が反発しており、国会批准の過程で混乱があると予想される。

yugiri@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事

出所:聨合ニュース(2014.2.13)

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