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クーパン、米ブラックロックなどから3億ドル規模の投資誘致に成功
作成日
2014.12.15

韓国のソーシャルコマース大手「クーパン(coupang)」は11日、米資産運用会社の「ブラックロック(BlackRock)」などから、3億ドル(3322億ウォン)の投資誘致に成功したと発表した。

今回の投資はブラックロックが主導し、ウェリントン(Wellington Management Company)、グリーンオークス(Greenoaks Capital Management)、ローズパーク(Rose Park Advisors)など、グローバルな投資会社が参加した。

投資家らは、▲商品の販売から配送まで手がけるEコマースモデルの構築、▲当日配送のための物流・配送インフラへの投資、▲取引額の7割以上がモバイルで達成されるという、モバイルリーダーシップの確立などの点で、クーパンを高く評価した。

ブラックロックの主要役員であるジェイ・パク(Jay Park)氏は、「クーパンは、韓国で最も急速に成長しているEコマース会社の一つ」とし、「直接手がける当日配送サービスや豊かなモバイルサービス経験など、クーパンは多くの強みを持っており、韓国だけでなく世界のEコマース・リーダーになれると判断した」と述べた。

クーパンは6ヶ月前、米ベンチャーキャピタル大手の「セコイア・キャピタル(Sequoia Capital)」から1億ドル(約1026億ウォン)の投資を誘致したのに続き、韓国の非上場情報技術(IT)企業・Eコマースとしては史上最大規模の投資誘致に成功した。

これで、クーパンの企業価値は、20億ドルを突破する見通しだ。さらに、米国上場という目標にも近づくことになった。

クーパンは、当日配送が可能な最大規模の物流センターを保有するEコマース企業。特に、配送専門スタッフ(クーパンマン)を設け、安全・迅速な直接配送を心がけている。同社は、クーパンマンが当日に直接配送するサービスを全国に拡大する一方、顧客の多様なニーズに応えられるよう、品揃えの強化に取り組む計画だ。

さらに、Eコマースのグローバルトレンドである「モバイルサービス」でも、国民3人中1人に当たる1900万人が、クーパンのアプリをダウンロードしている。平均的に、クーパンの取引額の7割以上、全体トラフィックの8割以上がモバイルで発生する。特に、モバイル取引額1兆ウォンを、業界最短期間で達成した。

同社はシリコンバレーのIT企業「カームシー(CalmSea)」を買収するなど、IT開発人材や研究開発(R&D)に対する投資も進めてきた。今後、IT基盤の革新に向けた技術投資を積極的に行っていく予定だ。

現在、シリコンバレーや上海、シアトルなどに技術分野R&Dのための支社を運営している。今後支社を増やし、国内外で開発人材の採用や、R&D投資などを積極的に拡大していくという。


原文記事
出所:ニューシース(2014.12.11)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
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