本文のショートカット メインメニューのショートカット

投資ニュース

  • Home
  • Invest KOREAの紹介
  • ニュースルーム
  • 投資ニュース
韓国、デフォルトリスクはアジアで最低水準
作成日
2014.12.22

聨合ニュースによると、

国際金融市場の混乱の中でも株価・為替は安定的に推移
国家デフォルトリスク指標は下落…日本・中国よりも低い水準

【ソウル聯合ニュース】パク・ヨンジュ、パク・チョロン記者=原油安に伴うロシア発の金融不安の中でも、韓国金融市場は相対的に順調であることがわかった。

株価と為替レートの動きが比較的安定している上、国家デフォルトリスク指標はアジア諸国の中で最も低い水準だ。

18日国際金融市場によると、原油安により国際金融市場の不安感が高まっていた12月中(11月28日比の12月16日)、韓国総合株価指数(KOSPI) の下落率は3.9%で、米国やブラジル、アルゼンチン、英国、ドイツ、フランス、ロシア、日本、中国、豪州、インドネシア、マレーシアなど主要35カ国のうち11番目に下落幅が小さかった。

同期間中の株価下落率を見ると、原油安の直接的な影響を受けたロシアの株価は37.2%も急落し、最大の落ち込み幅を記録した。約半月間、株式市場が3分の2に萎縮したことになる。

原油価格急落による市場の不安は一部の脆弱国家に飛び火した。アルゼンチンの株価は24.2%、ブラジルは14.1%それぞれ下落し、落ち込み幅で2位と3位になった。

新興国の市場混乱は一部のアジア国家にも影響し、タイの株価が8.6%(8位)、マレーシアの株価が8.5%(9位)それぞれ落ち込んだ。

大統領選前倒しなど、政治的不確実性が増しているギリシャの株価が12.3%急落し、隣接国のポルトガルも10.3%の落ち込み幅を記録した。

同期間、株価が上昇したのは、中国(上海総合指数14.9%)とニュージーランド(0.7%)だけだった。

韓国の株式下落率は3.9%と、フランス=6.6%、英国=5.8%、香港(ハンセン)=5.6%、豪州=4.7%、米国(ダウ・ジョーンズ)=4.3%、ドイツ=4.1%より低い。日本の株価下落率は2.9%と、韓国に比べ良好な水準だった。

外国為替市場でも主要新興国の通貨が急落する中、韓国は通貨高になり、目立つ結果となった。

アジア主要新興国の中では、インドネシア通貨の対ドル相場が12月に入り(韓国市場終了基準)4.8%下落し、マレーシアは3.3%下落した。シンガポールやタイ、台湾なども0%台まで通貨安が進んだ。

同期間、韓国ウォンは1,107.9ウォンから1,086.7ウォンへと、1.9%の切り上げになった。これは同期間日本の上昇率の0.9%、フィリピンの0.4%より高い数値だ。

アジアで韓国より上昇率の高い国は、豪州(3.2%)だけだった。

国際金融市場の混乱の中でも、韓国の国家デフォルトリスク指標は下がった。先月から、日本より低い水準を維持している。

韓国の5年満期の外国為替平衡基金債権に付加されるクレジット・デフォルト・スワップ(CDS)プレミアムは17日(米国現地時間)終値基準で51bp(1bp=0.01%ポイント)と、前日より4bp下落した。

CDSは債権を発行した企業や国がデフォルトになった場合、損失を補償する派生商品だ。この商品に付加される加算金利のCDSプレミアムの低下は、発行主体のデフォルトリスクがそれだけ低下することを意味する。

アジア諸国のCDSプレミアムは、日本=69bp、中国=83bp、タイ=100bp、インドネシア=158bpなどで、韓国が最も良好な水準と言える。

日本のデフォルトリスク指標は昨年末39bpだったが、アベノミックスに対する懸念を背景に、上昇しつつある。

昨年末66bp水準だった韓国のCDSプレミアムは今月5日、今年最低の49bpに下落したが、ロシア発の金融不安を受け小幅上昇した。

金融当局の関係者は「韓国はロシアとの直接交流の規模が大きくなく、市場不安のたびに危機を繰り返す新興国とは対外健全性などの面で異なる」とし、「韓国市場に飛び火する可能性は大きくないものと予想している」と述べた。

speed@yna.co.kr, chopark@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事
出所:聨合ニュース(2014.12.18)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
メタ情報