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「FTAの効果・中小企業の活躍で、4年連続貿易額1兆ドルを達成」
作成日
2015.01.06

聨合ニュースによると、

首脳外交も貿易拡大に貢献…韓国貿易協会・国際貿易研究院が分析

【ソウル聯合ニュース】イ・ウン記者=昨年、韓国の年間貿易額が中国の成長鈍化や円安など厳しい環境の中でも、4年連続で1兆ドルを突破したのは、自由貿易協定(FTA)の効果によるところが大きいという分析結果が出た。

また、中小・中堅企業の輸出が好調なことや、首脳外交を通じて貿易障壁の解消に取り組んでいることも、貿易活性化に貢献したとしている。

韓国貿易協会・国際貿易研究院は1日、「貿易額1兆ドル早期達成の要因分析」と題する報告書をまとめた。

同報告書によると、昨年韓国とFTA発効国との貿易額は6.0%拡大し、このうち輸出は7.0%、輸入は4.7%増えている。

これは昨年韓国の全体貿易額の伸び率を大幅に上回る水準だ。昨年、韓国の貿易額は2.2%増加し、輸出は2.4%、輸入は2.0%伸びた。

現在、FTA発効国との貿易は全体の38.8%を占めているが、すでに妥結している5カ国(中国・コロンビア・カナダ・ニュージーランド・ベトナム)とのFTAが発効すれば、FTA発効国との貿易の比重は61.5%に拡大するものと見られる。

2000年代初めまでFTAに出遅れていた韓国は、昨年1年間で中国、豪州、カナダ、ベトナム、ニュージーランドの5カ国と FTA締結交渉を妥結させた。

これまで韓国は計15回に渡って、全世界の52カ国とFTAを締結した。これらの国が世界のGDPに占める割合は73.5%で、チリとペルーに続いて世界3位を記録している。

また同報告書は、中小・中堅企業が輸出拡大に貢献したと分析している。中小・中堅企業の輸出額伸び率は昨年1~11月5.9%で、大手企業(0.3%)を大きくリードしている。

中小・中堅企業が全体の輸出に占める割合は12年の32.1%から、13年33.0%、昨年は34.0%へと拡大している。

産業分野別では、新・再生可能エネルギー、グリーン輸送、医薬品および医療機器の輸出増加が目立ち、防衛産業と航空・宇宙産業の輸出産業化が進展するなど、新成長エンジン産業で成果が具体化していることがわかった。

研究院はこの他にも、首脳会談を通じて各国との経済協力の拡大を図ってきた政府の取り組みが、貿易拡大の一助になったと分析した。

現政権発足から2年間で、計81回(多国間10回・二国間71回)の首脳外交活動が行われ、これは韓国・中国間のFTA妥結、韓国・インド間の二重課税防止協定改定の合意など、貿易障壁の解消に繋がったということだ。

実際、21の訪問国との貿易額伸び率は昨年1~11月5.1%と、全体の平均(2.3%)を上回った。

abullapia@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事
出所:聨合ニュース(2015.01.01)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
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