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サムスン電子 韓国西部に世界最大の半導体生産ライン着工
作成日
2015.05.08

聨合ニュースによると、

【平沢聯合ニュース】サムスン電子は7日、韓国西部の京畿道平沢市にある古徳国際化計画地区の産業団地で「平沢半導体団地」の起工式を行い、世界最大規模の半導体生産ラインの建設に着手した。

投資額は15兆6000億ウォン(約1兆7253億円)で韓国企業による単一投資としては過去最大となる。サムスン電子が国内で大規模な設備投資に踏み切るのは、2012年にソウル近郊の京畿道華城市の半導体生産ラインに投資して以来、約3年ぶり。これにより京畿道に、器興・華城とつながる最先端の半導体クラスターが完成する見通しだ。さらに首都圏の半導体団地から忠清圏のディスプレー団地まで、大型ITバレーが構築されることになる。

起工式にはサムスン電子の権五鉉(クォン・オヒョン)代表取締役(副会長)と顧客企業の関係者、朴槿恵(パク・クネ)大統領や尹相直(ユン・サンジク)産業通商資源部長官、京畿道の南景弼(ナム・ギョンピル)知事ら総勢600人が出席した。

◇敷地はサッカー場400面分

平沢半導体団地の敷地は289万平方メートルとサッカー場約400面分で、これまで韓国最大の半導体生産団地だった同社の器興と華城工場の合計に匹敵する。

サムスン電子はまず、最大規模となる半導体生産ライン1基と関連インフラを2017年をめどに建設する。投資額は昨年5月に稼動が本格化した中国・西安工場の投資額の2倍を超える。

サムスン電子と京畿道は、この投資が41兆ウォンの生産誘発効果と15万人の雇用創出効果を生み出すと期待している。素材・設備など関連産業も活性化するほか、団地の内外には取引会社と協力会社が多数あり、中小企業とベンチャー企業、スタートアップ企業の環境が整うと見込まれる。

◇1年以上前倒しで投資

平沢半導体団地は朴政権が打ち出した経済革新3カ年計画の地域経済活性化政策に合わせ、当初の計画より1年以上早く投資することが決まった。

サムスン電子と京畿道は昨年10月に投資協定に署名。政府も団地の早期稼動を可能にするため、電力や産業用水などインフラ面の取り組みを早め、許認可手続きも簡素化することにした。サムスン電子は半導体団地が相乗効果を生み出せるよう、政府、自治体と協力体制を敷いた。

同団地が2017年上半期に本格的に稼動すれば、サムスン電子は需要が急増しているモバイル、サーバー部門でリーダーシップを強化し、さまざまな製品をインターネットにつなぐ「モノのインターネット」(IoT)市場をリードする上で中心的な役割を果たすと期待される。

新ラインでは市場の状況を見ながら、半導体メモリーやシステムLSI(高密度集積回路)などを生産すると予想される。

サムスン電子は昨年末で、半導体事業を手掛け40年となった。半導体メモリーは22年連続でシェア首位を守っている。

同社の権代表取締役は「技術不毛の地からスタートしたサムスン電子の半導体事業が、韓国の未来のために新たな飛躍を準備している」と話した。世界最高の半導体メーカーを目指し研究開発と投資を続け、韓国経済と地域社会の発展に寄与し、国民の声援に応えると強調した。

mgk1202@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事
出所:聨合ニュース(2015.05.07)

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