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韓国ICT企業のM&A、昨年より倍増…事業多角化の動き
作成日
2015.06.02

聨合ニュースによると、

今年1~5月に29件…サムスン電子、LoopPayとYESCOの2社を買収

【ソウル聯合ニュース】キム・ヨンスク記者=韓国の情報通信技術(ICT)企業は最近、買収・合併(M&A)を通じて事業領域の拡大を図っている。モノのインターネット(IoT)の台頭やモバイル環境の急変などを受け、いつにも増して活発な投資・買収が行われている。

2日情報通信技術振興センターによると、今年1月1日から5月20日まで行われた韓国ICT企業のM&A件数は計29件で、昨年同時期(15件)より倍増した。

5件を除くと、いずれも韓国企業同士のM&Aだ。

業種別では、インターネットSW(ソフトウェア)・サービス、アプリケーションSW、データプロセッシング・アウトソーシングサービス、ホームエンターテインメントなど、SW関連企業が14件(48.3%)と最も多かった。その後を次いで、半導体設備・部品企業(10件=34.5%)、通信設備(3件)、IT HW(2件)の順となった。

特にサムスン電子は、モバイル決済ソリューション会社のLoopPayと、LED(発行ダイオード)業務用ディスプレイ(デジタル・サイネージ)専門会社のYESCO Electronicsを買収し、事業多角化に取り組んでいる。

LoopPayはサムスンペイの重要機能の一つであるマグネチック・セキュリティ伝送(MST)特許技術を保有している、創業後間もない企業だ。YESCO Electronicsは製造・研究開発・サービス全般にわたる力量を備え、多様な屋内外ディスプレイ生産力を保有している。

サムスン電子はLoopPay社の買収を通じてモバイルコマース分野の革新を図ると共に、YESCO Electronicsの買収でデジタル・サイネージ事業を拡大していく計画だ。

ダウムカカオは、スマホナビゲーション「国民ナビ キムギサ(ドライバーの金さん)」サービスを提供するLOC&ALLと、幼稚園・保育園スマート連絡帳サービスを提供するkids noteを買収した。

NHNエンターテインメントは、音楽ポータルサイトのBugsを運営する、オンラインサービス・デジタルコンテンツ流通会社のNEOWIZ INTERNETを買収している。

一方、ICT企業の買収対象は最近、化粧品や自転車会社などに拡大する動きを見せている。

半導体企業のGemvax TechnologyとINNOXはそれぞれ、スウェーデンのバイオ企業のNovaHep ABと自転車メーカーのAlton Sportsを買収した。ITコンサルティング・サービス会社のSIGNAL EntertainmentはSkinanniversaryを買収し、化粧品とエンターテインメント分野への事業転換を図っている。

nomad@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>


原文記事
出所:聨合ニュース(2015.06.02)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
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