投資ニュース
- Home
- Invest KOREAの紹介
- ニュースルーム
- 投資ニュース
聨合ニュースによると、
サウジなどの投資を受け、第2四半期は前期比50%増
厳しい環境の中でも、今年は初の200億ドル達成を目指す
【ソウル聯合ニュース】イ・ウン記者=今年上半期の対韓直接投資(FDI)金額は減少したが、第2四半期に入って回復基調に転じたことが、調査の結果分かった。
産業通商資源部(以下、産業部)は8日、今年上半期のFDI金額が申告ベースで88億7千万ドルと、昨年同期比14.2%減になったと発表した。到着ベースのFDI金額は60億6千万ドルと、19.8%減少した。
年別の上半期のFDI金額(申告ベース)を見ると、2011年=53億6千万ドル、2012年=71億1千万ドル、2013年=80億ドル、2014年=103億3千万ドルと増加傾向が続いてきたが、今年は減少に転じている。
これは昨年にあった大型M&A(合併・買収)の影響であり、これを除くと着実な増加基調を維持していると産業部は説明した。
今年上半期のFDI金額は、昨年上半期に次いで過去2番目に多い。
昨年の第1四半期は、米コーニング社がサムスンコーニング精密素材の残りの株を19億ドルで買収し、全体的なFDI実績が大きく増加した。一方、今年第1四半期は大型M&Aがなかったため、FDI金額は35億5千万ドルと、昨年第1四半期(50億6千万ドル)より29.8%急減した。
しかし第2四半期は、中国、中東、欧州連合(EU)、日本を中心に投資が増え、鮮明な回復基調を示していることがわかった。
第2四半期のFDI金額は申告ベースで53億2千万ドルと、前年同期(52億7千万ドル)比0.8%増となり、前期(今年第1四半期)よりは49.9%増加した。
特に先月、POSCOとサウジアラビアの政府系ファンドである「パブリック・インベストメント・ファンド(PIF)」間で締結された、11億2千万ドル規模のPOSCO建設の株式譲渡契約が、全体的なFDI回復局面において大きな役割を果たした。
今年上半期の地域別のFDI現況を見ると、米国が21億ドルと前年同期比で16.3%減となり、EU13億1千万ドル(マイナス59.8%)、日本9億7千万ドル(マイナス15.3%)、中国3億9千万ドル(マイナス4.92%)と、主要地域で全て減少した。一方、中東は13億4千万ドルと、40倍以上急増している。
業種別では、サーボス業が63億7千万ドルと5.4%減、製造業は11億ドルと68.2%減となったが、建設は14億1千万ドルと8倍以上増加した。
下半期は中東呼吸器症候群(MERS)コロナウイルスの影響による投資延期やギリシャ危機による欧州経済の冷え込みなどを受け、投資環境が良好ではないものと見られる。
しかし、韓中自由貿易協定(FTA)の締結を受け、文化コンテンツ、化粧品、情報技術(IT)分野を得意とする韓国企業への対内投資が増加傾向にあり、FDI回復基調は続くものと、産業部は予想した。
昨年のFDI金額は190億ドルと、過去最大となった。韓国政府は、今年200億ドルの達成を目指している。
abullapia@yna.co.kr
<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>
原文記事
出所:聨合ニュース(2015.07.08)
**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。