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【ソウル聯合ニュース】韓国銀行（中央銀行）が３日発表した国際収支（速報値）によると、６月の経常収支は１２１億９０００万ドル（約１兆５１０８億円）の黒字で、前月に比べ３５億７０００万ドル増加した。黒字額は月間で過去最高だった昨年１１月（１１３億２０００万ドル）を上回った。

上半期の黒字は５２３億９０００万ドルと前年同期比１２９億６０００万ドル増え、過去最大となった。

経常黒字は２０１２年３月から４０カ月連続。１９８６年６月から３８カ月続いた最長記録を超えている。ただ、最近は輸出以上に輸入が減少することで生じる「不況型黒字」の様相を呈している。

韓国銀行は原油安などの影響で今年の経常黒字が過去最高の９８０億ドルに達すると見込んでいる。４月時点の見通しから２０億ドル上方修正した。年間の経常黒字は２０１３年が８１１億５０００万ドル、２０１４年が８９２億２０００万ドルと、それぞれ過去最高を更新してきた。

６月の商品収支（貿易収支に相当）の黒字は、前月の９１億６０００万ドルから１３２億２０００万ドルに拡大した。

６月の輸出は情報通信機器や乗用車、機械・精密機器などが増えた一方で家電製品、船舶、繊維製品などが減り、４９３億７０００万ドルと前年同月比２．０％減少した。上半期は累計２７８９億９０００万ドルで前年同期比１０．６％減となった。また、６月の輸入は３６０億７０００万ドルで前年同月比１７．３％減少した。

サービス収支は旅行収支やその他事業サービス収支などが悪化し、赤字が前月の４億ドルから２４億９０００万ドルに膨らんだ。

給与・賃金と投資に伴う利子や配当を差し引きした所得収支は配当収入の増加などを追い風に、前月２億９０００万ドルだった黒字が６月は１６億８０００万ドルに拡大した。

経常移転収支の赤字は前月の４億３０００万ドルから２億２０００万ドルに縮小した。

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