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科学技術情報通信部、2022年まで革新成長エンジン分野に9兆ウォンの予算投入
作成日
2018.06.01



韓国の科学技術情報通信部(以下科技情通部)は2022年まで、革新成長エンジン分野に総額9兆230億ウォンを投入すると29日明らかにした。

同部は関係機関合同でまとめた「革新成長エンジン施行計画」を29日午後、第14回国家科学技術諮問会議傘下の未来成長エンジン特別委員会で審議・確定した。

また、同部は昨年に第4次産業革命時代をリードするビックデータ、人工知能、自動運転自動車、ドロンなど13の革新成長エンジン分野を選定し「革新成長エンジン推進計画」をまとめた。

今回の施行計画は第4次産業革命への対応計画(I-KOREA 4.0)と連携し、成長エンジンの成果を早期に創出することに重点を置いた。

◇スマートシティ(国土部・科技情通部)/市場アクセス

自治体の情報通信技術(ICT)による都市インフラ管理から一歩進み、都市データを活用してあらゆる都市問題を解決する案を模索する。

データに基づいたスマートシティの実証試験を行い、2022年まで都市問題の解決および産業生態系の活性化に向けた持続可能なスマートシティ革新モデル・フラットフォームを構築する。

スマートシティ分野における研究開発には2022年まで約840億ウォンが投じられる予定だ。今後5年間の研究開発成果を含めた波及効果は約5兆7000億ウォンに達すると見られる。

◇新再生可能エネルギー(産業部・科技情通部)/市場アクセス

2016年ベースで再生可能エネルギーの発電比率7.0%を2022年まで10.5%へとアップさせることを支援し、2030年まで20%を達成できるようにする計画だ。

新再生可能エネルギー分野における研究開発には2022年まで約8200億ウォンが投じられる。エネルギーゼロ建築物認証の義務付けなどで再生可能エネルギー利用の建築物の普及を拡大する計画だ。

◇自動運転車(産業部・国土部・科技情通部)/環境づくり

現在、車線の維持「レベル2」技術を支援する自動運転車を2020年まで高速道路などではシステムが全ての操作を担うが、緊急時は運転者がハンドルを握る「レベル3」まで引き上げ、レベル3の実用化を後押しして2030年まで完全自動運転車の実用化を狙う。

◇ビックデータ(科技情通部)/環境づくり

2022年までデータ産業市場規模は10兆ウォン、専門人材を15万人まで拡大し、技術水準を先進国に対して90%水準まで引き上げる計画だ。

AIやクラウドを用いたビックデータ分析フラットフォームの構築・高度化に乗り出し、同分野の研究開発に約1170億ウォンを投資する計画だ。

◇オーダーメードヘルスケア(福祉部・科技情通部・産業部)/環境づくり

2022年まで個人の健康状態に合わせた「オーダーメード型ヘルスケアサービス」を実現し、輸出が見込まれる医療機器30基を新たに開発する。

オーダーメードヘルスケア分野における研究開発には2022年まで約2兆7600億ウォンが投じられ、精密医療がん診断・治療法の開発および病院情報システム開発を支援する。

◇人型ロボット(産業部)/需要創出

2022年まで労働者と共同作業ができる「共同作業ロボット」の普及を拡大し、ロボットを活用した医療リハビリ、社会安全などサービスロボット市場創出を支援する。

同分野における研究開発には2022年まで約5660億ウォンが投じられ、ロボット-AI融合技術と最先端製造ロボット(共同作業ロボットなど)、サービスロボット(介護ロボットなど)の開発を支援する。

◇ドローン(国土部・科技情通部・産業部)/需要創出

今後5年間で約3700台のドローンの需要発掘を通じて市場投資の拡大や技術競争力世界6位達成を目標に支援を行う。

同分野における研究開発には2022年まで約4550億ウォンが投じられる。実用化に必要な期間を半分に短縮し、ドローンの安定性認証センターも構築する計画だ。

◇次世代通信(科技情通部)/産業拡大

5Gインフラを2022年まで全国に拡大し、それに合わせて3000万台のIoT接続機器を普及し、超連結知能型ネットワークインフラを構築する。

5Gインフラと新産業・サービスを組み合わせ、通信産業分野で新しい収益創出モデルを発掘・検証する。同分野における研究開発には2022年まで約5760億ウォンが投じられる予定だ。

◇知能型半導体(産業部・科技情通部)/産業拡大

2022年までIoT時代のコア部品分野における競争力確保に向けて高性能・低電力AI技術や2027年超知能・超低電力ニューロモーフィックプロセッサ技術を確保する。

同分野における研究開発には2022年まで約1880億ウォンが投じられる。半導体技術における中長期的なリーダシップの確保に向けてICT融合産業のコア技術開発事業などが推進される。

◇革新新薬(産業部・科技情通部・福祉部)/中長期研究

2022年までグローバル新薬開発分野で15の成果を創出する。129個の新薬候補物質を開発し、130億ドル規模のバイオヘルス産業輸出を目標に支援を行う。

革新成長エンジン分野における研究開発には2022年まで約1兆5960億ウォンが投資される予定で、コア技術確保に向けた「革新新薬開発技術」と短期に成果を出す必要がある「新薬開発フラットフォーム技術」を推進する。

◇人工知能(科技情通部)/中長期研究

コア技術確保およびAI技術で優位を占めるために2022年まで100社の人工知能専門企業を育成し、国民が肌で感じられる人工知能システムの実用化に支援を行う。

同分野における研究開発には2022年まで約4120億ウォンが投じられる計画で、研究開発の初期段階からオープンソースソフトウェアを適用できるように規制を緩和する計画だ。

一方、韓国政府は従来の分野別事業団、委員会などはこのまま維持しながら、今年度末まで分野別の特性を考慮した推進団・事業団・事業協議体の改編を行う予定だ。



原文記事
出所:ニューシース(2018.05.29)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。
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