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聨合ニュースによると、
出荷されるクロマグロは、欲知島沖のいけすで3キログラム未満の稚魚を22カ月かけて30キログラムまで飼育したもの。年内に約30トン出荷される。
海洋水産部によると、漁獲量が極めて少ないクロマグロは肉質が柔らかく味が優れ、世界的に人気が高い。このため、同部は2013年にクロマグロを水産物の有望品目に指定し、養殖を試みてきた。養殖クロマグロを試験事業としてではなく商業用に大量出荷するのは今回が初めてだとしている。
クロマグロを育てた地元の営漁組合法人は07年、欲知島の定置網にかかったクロマグロをいけすに移す方法で国内で初めて養殖に挑戦した。12年には台風、13年には赤潮でクロマグロの大半が死ぬという苦難にも遭ったという。
海洋水産部は「今回の出荷により、冬季に水温が10度以下に下がる韓国の海水環境でも温帯性マグロのクロマグロを養殖できるということを確認した」とし、養殖が活性化すれば枯渇の危機にあるクロマグロの資源保全にも貢献できると説明した。
年末には近隣の別の営漁組合法人も出荷を予定しており、養殖クロマグロの出荷が本格化する見通しだ。
政府はクロマグロの養殖を産業化するため、養殖インフラの構築に取り組み、将来的には専門の研究センターを設立する方針だ。養殖団体を育成し、大量生産の環境も整える。
tnak51@yna.co.kr
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原文記事
出所:聨合ニュース(2018.06.22)