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韓国、韓・露FTA再交渉推進でユーラシア市場進出に拍車を掛ける
作成日
2018.06.27

聨合ニュースによると、



【ソウル聯合ニュース】キム・ドンヒョン記者=韓国のロシアとのサービス・投資部門の自由貿易協定(FTA)締結は、ユーラシア経済と新北方政策の要であるロシア市場の先取り戦略の一環である。

韓国政府はサービス・投資市場を開放した後、ロシアなどユーラシア経済連合(EAEU)と商品を含めた包括的なFTAを推進する計画だ。

産業通商資源部は22日、ロシア経済開発部と韓・露サービス・投資FTA交渉開始に向けた国内手続きを直ちに進めることに合意する共同宣言に署名したと明らかにした。

韓国政府は通商手続法など手続きが完了次第、できるだけ速やかに交渉を開始する方針だ。

サービス・投資部門FTAの要はサービス市場の開放と保護である。

経済協力開発機構(OECD)によると、2016年ロシアのサービス輸出は5千55億4千万ドル、輸入は7千438億1千万ドルである。

サービス産業は昨年ロシアの国内総生産(GDP)の56.2%を占めている。

産業部によると、2016年韓国の対露輸出は7億8千800万ドル、輸入は4億8千700万ドルである。

主な輸出分野は海洋輸送、貿易、建設、航空・陸上輸送などである。

産業部はFTAを締結すれば、ロシアの海運と輸送などの物流、医療、観光、建設や情報技術(IT)サービス、文化コンテンツなどロシア市場への韓国企業進出に弾みがつくと期待している。

また、投資分野においては安定的な投資環境造成と投資家保護強化を通じて両国企業間の相互投資が促進されることが期待される。

韓国貿易協会によると、2008~2017年韓国の対露累計投資額は19億4千万ドルで、対露投資国中で28位を記録した。

業種別には製造業への投資が12億1千万ドルで最も多く、農林漁業および鉱業、卸売・小売業などの順だった。

製造業では自動車・トレーラーへの投資が6億8千万ドルで最も多かった。

現代自動車グループが年間22万台を生産する自動車工場を設立したことが影響したと見られる。

2008~2017年ロシアの対韓投資額は6千400万ドルで低迷した。

韓国は2007年にロシアとFTA交渉を開始したが、ロシアの要請で開始から2年目になる時点で中断された。

今回の合意はロシアとのFTA交渉中断から11年ぶりである。

商品を除いたサービス投資部門でのFTAを優先的に推進する理由はロシアが商品市場開放に敏感な国であるからだ。

さらに、ロシアはカザフスタン、ベラルーシ、アルメニアなどと関税同盟EAEUに加盟しており、商品部門で両国間FTAを締結するためにはEAEU加盟国の同意を得る必要がある。韓国は2016年9月EAEUとFTAを推進することに合意しており、昨年9月ロシアを訪問した文在寅(ムン・ジェイン)大統領も韓・EAEUFTAの速やかな締結を呼びかけた。

韓国政府はロシアと商品交易自由化について引き続き議論を行い、今後、商品を含めたEAEUとの包括的なFTA推進に向けて力を入れる方針だ。

bluekey@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>




原文記事
出所:聨合ニュース(2018.06.22)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。


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