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韓中首相が会談 経済・環境分野の協力強化で一致
作成日
2019.03.28

聨合ニュースによると、


【博鰲聯合ニュース】中国を訪問している韓国の李洛淵(イ・ナクヨン)首相は27日、海南省博鰲で李克強首相と会談し、経済・環境分野の協力を強化することで一致した。

韓中首相会談の開催は2016年6月以来、2年9カ月ぶりで、李洛淵首相の就任後初めて。米国の最新鋭地上配備型迎撃システム「高高度防衛ミサイル(THAAD、サード)」の在韓米軍配備以降、両国関係は一時冷え込んだが、首相間のチャンネルが再び稼働され、今後は高官レベルの意思疎通も強化されるとみられる。

 李洛淵首相は、団体旅行の活性化、中国企業の韓国への投資・進出、瀋陽のロッテワールド事業の許可、文化コンテンツ交流の活性化、韓中自由貿易協定(FTA)のサービス・投資部門の追加交渉推進などに対する協力を要請した。

 李克強首相は両国間の投資・貿易分野の協力拡大に期待を示すとともに、東アジアと世界の経済成長のエンジンとなるよう両国が共同の努力を傾けることを提案した。韓国の投資を歓迎するだけでなく中国企業の対韓投資も支持するとした上で、観光分野の交流と人的交流の拡大を希望した。

 李洛淵首相は大気汚染問題にも触れ、「粒子状物質など大気汚染は両国にとって解決が急がれる。共に協力し、良い結果が得られるよう努力すること願う」と述べた。

 その上で、粒子状物質の発生原因などに関する共同研究、高濃度粒子状物質の早期警報、粒子状物質の濃度上昇時の非常低減措置を巡る協力強化などを提案した。

 李克強首相は「双方が意思疎通を強化し、経験を共有しよう。環境分野で韓国と協力を強化する必要があり、環境分野の研究開発(R&D)、環境製品、貿易・投資での協力の見通しが非常に明るい」と述べた。

また李洛淵首相は、北朝鮮の非核化と朝鮮半島の平和定着に向けたこれまでの中国政府の建設的な役割に対し謝意を表明するとともに、有意義な役割の継続と朝鮮半島平和のための支援に期待を示した。

これに対し李克強首相は「非核化問題において韓国と考えが一致している。中国は過去と同様に建設的な努力を傾け、国際社会と共に積極的に努力する」と応じた。中国も朝鮮半島の非核化実現が最終目標だとした上で「この問題において韓国との意思疎通を継続、維持させたい」と述べた。

両国は今回の首相会談開催を機に高官レベルの意思疎通を拡大すべきだとの認識を共有した。

李洛淵首相は6月に日本で開かれる20カ国・地域(G20)首脳会合に合わせた習近平国家主席の訪韓を要請した。

hjc@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>



原文記事
出所:聨合ニュース(2019.03.27)

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