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順天湾国際庭園博覧会 10年ぶり開催へ=韓国
作成日
2020.10.28

聨合ニュースによると、


【順天聯合ニュース】韓国南西部の全羅南道順天市で2013年4月、「地球の庭園」をテーマに開かれた順天湾国際庭園博覧会が、10年ぶりに再び開催される。

世界の庭園が一堂に会した国際庭園博覧会は、6カ月間の会期中に430万人が訪れ、順天市は生態都市として世界にその名を馳せた。

今回の博覧会では市内全体を庭園にし、ポストコロナ時代に緑を通じて希望のメッセージを発信する計画だ。

◇庭園博が描く夢 ポストコロナ時代に届ける希望

順天市は今年7月末に韓国政府の国際行事承認の最終審議手続きを終え、本格的に「2023順天湾国際庭園博覧会」の開催準備に入った。

今回の博覧会は23年4月22日から10月22日までの6カ月間、順天湾国家庭園をはじめとする市内一帯で開かれる。

27カ国・地域から約3万人が参加し、会期中に外国人32万人、韓国人768万人の計800万人の来場が予想される。

生産誘発効果は1兆5926億ウォン(約1470億円)、付加価値は7156億ウォンに上り、2万5149人の雇用創出が見込まれる。

23年の博覧会はポストコロナ時代に対応し、オンライン・非対面による運営方式を導入するなどの変化を試みている。

◇都市全体を庭園に 市民主導で造成

新型コロナウイルスは市民の日常を大きく変化させた。家の中で過ごす時間が増え、庭園に対する関心も高まっている。

順天市が公募で選んだ博覧会のテーマは「庭園に住んでいます」だ。この言葉が日常に疲れた心を慰め、余裕と希望を発信する市民の声になる。

13年の博覧会は順天湾庭園がメイン会場だったが、23年は森の庭園、村の庭園、湿地庭園、海岸庭園、国家庭園の五つの自然庭園で開催される。

事業費用は国費と地方費、自治体の収入など485億ウォンと推計される。

順天市は国家庭園を整備し、市内全域に生活庭園を造成する計画だ。

都市庭園や庭園マウル、共同菜園、共同体庭園など、市民が主導する「順天型庭園都市」を造成する。

国家庭園は蓮香庭地域に建てられた職業体験施設、ジョブワールドを中心にエコシステム(経済的な生態系)教育区域として開発。市内中心部は生態文化芸術村に生まれ変わる。

順天湾の干潟は国連教育科学文化機関(ユネスコ)世界遺産区域として開発し、海洋研究センターや干潟世界遺産センターを建設することを決めた。

花浦、臥温海辺は海洋観光特区として開発する。

順天湾国家庭園は庭園と文化、歴史を知ることができる展示体験空間にリニューアルする。

幾何学式庭園や未来庭園、文化芸術ギャラリーを造成し、生態と文化が息づく空間にする計画だ。

順天市の関係者は「10年ぶりに順天湾庭園博覧会が開かれれば、生態都市・順天のブランド価値がさらに高まるだろう」とし、「庭園は市民が生活し、文化を享受する日常自体となり、ひいては未来産業につながると期待される」と述べた。

ynhrm@yna.co.kr

<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>



原文記事
出所:聨合ニュース(2020.10.22)


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