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ソルース先端素材、テスラに2次電池用銅箔を直接納品
作成日
2022.02.18



ソルース先端素材( Solus Advanced Materials )が、テスラに2次電池用銅箔(電池箔)を直接納品するのに成功した。

電池箔は、テスラが自社で生産する次世代「4680」バッテリーなどに使われるという。

韓国の二次電池素材メーカーが、中間メーカーのバッテリーメーカーを経ずにテスラに直接銅箔を納品するのは今回が初めてだ。

○テスラ次世代バッテリーに適用 16日、業界によると、ソルース先端素材は、1月からテスラの米テキサス州オースティンにある独自のバッテリー工場に電池薄納品を始めたことが確認された。

ソルース先端素材は、バッテリー社を経ずに、テスラが、独自生産する4680バッテリーに入る銅箔の70%を供給する予定だという。

同社は、4680バッテリーをパナソニックから供給してもらっているが、今後、全体所要量の30%ほどを自社で生産する計画だという。

テスラのオースティン·バッテリー工場の生産規模は、40GWh(ギガワット時)。

ここで直径46ミリ、長さ80ミリの大きさの4680バッテリー量産を準備中だ。

4680バッテリーは、ニッケル·コバルト·アルミ(NCA)系で、従来の2170(直径21ミリ、長さ70ミリ)バッテリーより容量は5倍多く、走行距離は16%増える。

電気自動車に搭載されるバッテリーの数も減り、工程コストを節約できるメリットもある。

イーロン·マスク·テスラ最高経営者(CEO)は、昨年第4四半期実績カンファレンスコールで「テキサスで、4680バッテリーが初めて装着されたスポーツユーティリティー車(SUV)モデルYの生産を始めた」とし「今年第1四半期から顧客に配送される予定」と明らかにした。

業界では、テスラが今年下半期から量産体制に入るドイツ·ベルリンのバッテリー工場にもソルーズ先端素材が電池薄を納品する可能性があると見ている。

○銅箔需要、2025年までに3倍増

銅箔はバッテリーの陰極材を包む薄い銅の膜だ。

薄く、広く、長くするとともに、安定的な大量供給が可能でなければならない。

厚さが4.5-10㎛(マイクロメーター)に過ぎず、技術力で遅れを取っている中国メーカーの追撃が容易ではない製品だが、 2025年、二次電池用銅箔需要は159万トンで、2021年より3.5倍増える見通しだ。

ソルース先端素材の銅箔生産規模は今年年間3万トンから2026年13.2万トンまで拡大される予定だ。

最近は、自動車メーカーやバッテリー素材会社が手を組む事例が増えている。

完成車メーカーとしては、素材会社との直接取引を通じて原材料を安定的に確保し、バッテリーコストを削減できる。 ゼネラルモーターズ(GM)は昨年12月、ポスコケミカルと両極材の合弁法人(JV)を設立すると発表した。

フォルクスワーゲンは、ベルギーの陽極材メーカーであるユミコアとJVを設立した。

チン·デジェ会長率いるプライベートエクィティファンド(PEF)「スカイレイク」が大株主となっているソルス先端素材は昨年、連結基準で売上高3812億ウォン(約370億円)を記録し、歴代最大の業績を上げた。

2025年までに売上を2兆ウォン(約1941億円)に引き上げるという目標も提示している。

記者 ナム·ジョンミン peux@hankyung.com
<著作権者(c)韓国経済。無断転載・再配布禁止。>

原文記事
出所:韓国経済(2022.02.16)
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