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「Kビューティーには相応しくない」との偏見を破り 海外から人気が殺到した会社
作成日
2022.02.24



韓国のメイク市場は今までカラーメイク市場において成功した前例がなかった。

基礎メイクの分野で強みを出している韓国の企業において、多様な人種に合わせた数百件のカラーメイクの開発は非常に難しい分野でもあったからだ。

しかし、「ディアダリア」はこうした限界を乗り越え、起業2年ぶりに韓国産カラーメイク化粧品でフランス、米国、日本の主要ブランド百貨店で紹介されるようになった。

売り上げの70%以上を海外から上げている。

「ディアダリア」を育てたパク・レヒョン代表は22日、「創業初期からグローバルブランドビューティー市場を狙って、ブランドと製品を開発する戦略を取っていた」と述べた。

「Kビューティーには相応しくない」との偏見を破り 海外から人気が殺到した会社

0「Kビューティーにおいてカラーメイク市場は厳しい」との偏見に挑戦

2017年、初商品をリリースした「ディアダリア」は2年ぶりの2019年、欧州最大規模のフランス百貨店ギャラリー・ラファイエットで正式に入店した。

その年、米国のブランド百貨店であるニーマン・マーカスにも入店。昨年の11月には日本の最高ブランド百貨店である銀座三越にも入店した。

米国、欧州、日本だけではなく、東南アジア、豪州、インドなどにも市場を広げている。

「ディアダリア」は現在200件程度の韓国国内販売店を保有。今年、その4倍となる約800店舗に増やし、2023年まで1000店舗以上に増やす計画だ。

2023年までの売り上げ目標は1500億ウォン。昨年316億ウォンの売り上げを達成したにつれ、今年は500億ウォンの売り上げを目指す。

「ディアダリア」を運営するパラム・インターナショナルは2014年、化粧品流通業者として創業した。

初めての職場であったサムヤン社で欧州などの海外営業を行っていた朴代表は早い時期から海外流通業に目覚めていた。

初期のパラム・インターナショナルでは中小企業の化粧品を中国、東南アジアに輸出する流通とマーケティングを代行していた。

しかし、韓国の化粧品のほとんどはコスパを中心にした中低下製品で、市場の変化に影響されやすかった。

パク代表は「中心となる自社ブランドを持たずに、今すぐ売れやすい商品にばかり集中すると勝ち目はないと判断した。

時間が経てば経つほど、その価値を分かってもらえるグローバルなビューティーブランドを作ろうと決めたのが『ディアダリア』の出発点」であると述べた。

0ビーガンカラーメイクで差別化に成功

パク代表は従来の流通、マーケティング代行ノーハウを基盤に製品の開発段階からグローバルビューティーブランド市場を徹底的に分析した。

様々な国家でのビューティー報告書、チャンネルビッグデータなどを研究した。

そのうち、差別化戦略の一つとして「ビーガン」を選択。

「ディアダリア」の創立初期の2017年、韓国国内でのビーガン化粧品はまだ珍しく、欧州市場での経験を持つパク代表はビーガン製品の成長可能性に確信を持ち、ビーガン製品の開発に投資し始めた。

試行錯誤の結果、ビーガンの条件を満たしつつ、発色力の優れた高機能性製品開発に成功した。

パク代表は、「当時の韓国の化粧品製造業者開発生産(ODM)業界ではビーガンの基準を満たすフォーミュラが存在しておらず、別途の開発過程が必要であった。

でき始めたばかりのブランドであったにもかかわらず、ともに製品の開発に協力してくれたODM業界の研究員達がいなければ、こうした革新的な製品は作れなかったと思う」と説明した。

デジタルマーケティング戦略も成功した要因の一つである。

グローバル市場に焦点を置きながら多様な人種のモデルを使い、ソーシャルメディアに最適かしたイメージと映像を製作した。

現在「ディアダリア」のInstagramはフォロワー数52万人を超えている。

韓国国内の主要グローバルメイクアップブランドであるアモーレパシフィックの「ヘラー」(約31万人)、LG生活健康のVDL(約12万人)より多い。

パク代表は「Instagramのフォロワー数の95%以上が外国のお客さん」とし、「ソーシャルメディアで人気を得たことが、グローバルな主要ブランド百貨店に入店できた土台となった」と述べた。

「ディアダリア」は初期からアモーレパシフィックグループにも投資し、話題となっていた。

最近はクアッド資産運用、LBインベストメントなどからも165億ウォン規模の新規投資誘致に成功した。累積投資金額は425億ウォンである。

記者 ジョン・ソルリ
<著作権者(c)韓国経済。無断転載・再配布禁止。>

原文記事
出所:韓国経済(2022.02.24)
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