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KT独自開発の量子暗号通信、世界初の国際標準承認
作成日
2022.02.25



韓国の通信大手KTは23日、独自開発した量子暗号通信サービス品質評価基準が、国際電気通信連合(ITU)から国際標準承認を世界で初めて受けたと発表した。

量子通信技術の商用化がさらに一歩近づいたという評価が出ている。

KTが開発した基準は、△応答遅延△応答遅延変異△データ損失率に特化した多様なパラメータ(媒介変数)を適用し、量子通信品質を測定できる。

KTは、この基準を、量子通信ネットワーク管理システムに適用して活用している。

この基準は、情報技術(IT)会社と顧客との約束である「サービス水準協約(SLA)」にも適用できる。

SLA は、アフターサービス(AS)、補償基準等を明示した利用約款を作成する際に必要である。

これまで、量子技術サービスは、関連基準がなく、約款づくりに困難が多かった。

量子通信技術はこれまで、量子キー分配装置で性能を計算してきた。

しかし、この基準は、機械自体の性能評価で、実際の顧客が体感するサービス品質とは差があった。

保安性と安全性の高い両者通信は、次世代戦略産業とされる。

今年、科学技術情報通信省は、量子通信など量子技術育成のため、前年比67%増加した814億ウォン(約78億円)を投資することにするなど関連産業の育成に乗り出した。

KTは、量子通信技術の開発や商用化に積極的に乗り出している。

江原道などは、行方不明者探索用ドローンの映像送受信システムにKTの量子技術を導入した。

済州道は、ハッキングや外部侵入による自動走行車の事故を防ぐために、KTの通信ソリューションを適用した。

KTは最近、20kbpsの速度で量子通信を提供する高速量子暗号キー分配システムを具現した。

4000 余りの通信装備に暗号キーを同時に伝達できる技術だ。

量子通信の生態系構築にも乗り出した。

これまで、5件の量子暗号キー分配装置の供給契約を通じて、韓国内の中小企業に量子通信技術を移転した。

今年も5件以上を中小企業に提供する予定だ。

KT融合技術院インフラDX研究所のイ·ジョンシク所長は「特化した技術開発で協力企業の世界的な競争力を高めるのに貢献していきたい」と述べた。

記者 チェ·ダウン max@hankyung.com
<著作権者(c)韓国経済。無断転載・再配布禁止。>

原文記事
出所:韓国経済(2022.02.24)
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