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韓国ファッション日本進出加速、ハンドバック「デッケ」も
作成日
2022.04.07



韓国ファッションの日本進出が加速している。 レギンスブランドのゼクシミクス、東大門ファッションプラットフォームのブランデーなどが人気を博したのに続き、ハンソムのハンドバッグブランド「デキケ(DECKE)」が日本の編集ショップ業者の要請を受けて日本市場に進出することにした。

5日、ファッション業界によると、ハンソムが14年に発売した韓国製ハンドバックブランド「デッケ」(写真下)が日本に進出する。20万~30万ウォン(約2~3万円)台というリーズナブルな価格で無駄のないデザインで、韓国では「コスパバック」として人気を集めている。

ハンソムは、イエナ、フラージュ、ノーブル、アンシェルマンなど日本の有名編集ショップ企業8社と契約を結び、春夏シーズンから販売に乗り出す。

デッケの今回の日本進出は、SNSを通じて、このブランドに接した日本側バイヤーが、ハンソムに接触し、ファッション業界の注目を集めている。

日本のバイヤーは、デッケが通常年中春夏(ソフト)、秋冬(F/W)の2度に分かれている発売シーズンを崩して1年に6回にわたり新商品を出すことに注目したという。

これに先立って、ほかの韓国ブランドが日本で大ヒットし、K(韓国)ファッションの日本での成功がある程度検証されたことも追い風となった。

2019年に日本に進出したレギンスブランドの「ゼクシミックス」が代表的な例だ。

ゼクシミックスは3月、日本最大のオンラインショッピングモール「楽天」のスポーツウェア部門でトップについた。

2月にオープンした日本の横浜ラゾーナプラザのポップアップストアには、ゼクシミックスを購入しようとする消費者が長い列を作ったことが話題になった。

韓国産の必須消費財の好感度が高まり、日本への輸出は着実に増加する傾向を見せている。

ファッション、飲食料、ビューティーなどが含まれた統計庁の「国別オンライン海外直接販売額」資料によると、昨年日本へのオンライン販売額は2456億ウォン(約245億円)で、2020年(2204億ウォン)比11.4%増加した。昨年、中国への販売額が30.8%減少したのとは対照的だ。

◆なぜ人気なのか

日本は、「ガラパゴス」と言われる特有の保守性で韓国産の携帯電話、自動車、家電製品などは売れない。

しかし、Kファッションだけは、2000年代初頭から地道に続いてきた韓流を基盤に、引き続き人気を集めてきた。

最近はネットフリックス(Netflix)で「愛の不時着」などドラマブームに後押しされ、Kファッションを好む傾向が全年代に広がっている。

楽天グループが実施した「日本女性の年齢別主要国ファッション選好度」アンケート調査によると、日本女性は、10歳代から60歳代まで全年齢層で韓国ファッションに対する選好度が最も高いことが分かった。

さらに、韓国で人気品目をリアルタイムで日本に送れる物流革新も一役買った。

東大門ブランドを主に取り扱うネット通販ブランデーの場合、東大門フルフィルメントセンターから日本まで、遅くても6日以内に配送できるシステムを構築した。

東大門ファッションは、日本をはじめアジア全域で人気が高いが、注文があればその時から製作に入り、2日後に配送を開始できるのが限界とされてきた。

ブランデーは、ビッグデータを活用して、選好度の高い商品を先に入荷し、配送時間を最大限引き出せるシステムを構築した。

ブランデーのチェ·ダヘ日本事業室長は「アマゾンのような返品なしの払い戻しシステムも整える予定」と述べた。

◆橋頭堡に

韓国のファッション·プラットフォーム企業は、目の肥えた日本の消費者を満足させることに成功できれば、アジア全域でも受け入れられると認識している。

それだけに、日本をアジア進出の足がかりにしようとするところが多い。

ハンソムは、日本進出を皮切りにシンガポールなど他の地域への販路拡大を計画している。

ゼクシミクスは、今回の成功をもとに、今年下半期、中国スポーツウェア市場に進出すると考えだ。

韓国ストリートブランド「キルシ」、アーサーエラーなどもこのようなルートを構想している。

記者 ぺ·ジョンチョル bjc@hankyung.com
<著作権者(c)韓国経済。無断転載・再配布禁止。>

原文記事
出所:韓国経済(2022.04.05)
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