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上半期の訪日韓国人313万人 訪韓日本人の3.6倍
作成日
2023.08.01

聨合ニュースによると、


【ソウル聯合ニュース】上半期(1~6月)に日本を訪れた韓国人は312万9000人で、韓国を訪問した日本人の数(86万2000人)の3.6倍に上ったことが31日、韓国観光公社と日本の観光庁のまとめで分かった。

観光客数全体をみても、訪日客(1071万2000人)は訪韓客(443万1000人)の2.4倍だった。

円安が日本旅行の人気を後押ししているが、東京だけでなく地方が観光客を呼び込んでいることも大きな要因に挙げられる。

一方、韓国旅行はソウルに集中しており、地方の観光地の開発や、コンテンツとマーケティングの強化が急がれる。

◇韓国だけでなく台湾・米国からも日本旅行

上半期の訪日韓国人は312万9000人で、新型コロナウイルス禍前だった2019年上半期(386万3000人)の81.0%まで回復した。

訪韓日本人は19年上半期(165万4000人)の52.1%にあたる86万2000人にとどまった。

訪日韓国人が訪韓日本人の3.6倍となっている。

韓日いずれも、訪日外国人客のうち互いが最も多い。

ただ全体に占める割合は、訪日外国人客のうち韓国人は29.2%で、訪韓外国人客に占める日本人(19.5%)を上回る。

上半期の外国人客数全体を比較すると、訪韓外国人の443万1000人に対し訪日外国人は1071万2000人で、2.4倍に上った。

国・地域別の訪問者数をみても韓国より日本を訪れる数のほうが多い。

訪日外国人のうち韓国人に次いで2番目に多い台湾人(177万1000人)は、訪韓台湾人(40万2000人)の4.4倍だった。

香港からの訪問者数は訪日客(91万人)が訪韓客(16万9000人)の5.4倍、米国人は訪日客(97万2000人)が訪韓客(51万4000人)の1.9倍。東南アジアや欧州からの訪問客も同様の傾向がみられる。 

◇地方の観光が鍵 「韓国の各地域も競争力強化を」

韓国人をはじめとする外国人観光客が日本を多く訪れる背景には記録的な円安がある。

韓国通貨ウォンの対円為替レートの場合、22年1~3月期は100円=1000ウォン超だったが、近ごろは910ウォン強で推移している。

今月初めには一時900ウォンを割り込んだ。

また日本はここ数年間、他国に比べインフレの進行が抑えられてきた。

日本は東京以外に大阪、京都、福岡、札幌、沖縄といった有名観光地が各地に分布することも強みとされる。

一方、韓国を訪れる外国人観光客はほとんどがソウルを目的地とし、一部が釜山や済州島などを訪問する程度にとどまっている。

インバウンド(訪韓)観光客をより多く呼び込むには、地方の観光の競争力強化が必要との意見が相次ぐ。

木浦大のシム・ウォンソプ教授(観光経営学)は、地域色を打ち出す日本各地の観光都市と比較しながら「韓国はソウル、釜山、済州を除くと、観光インフラとコンテンツ競争力が日本より足りない」と指摘した。

旅行業界の関係者も「日本に行くと地方の空港もインフラがよく整っている。韓国に比べ地方の観光がしやすく、より多く足を運ぶという面がある」と話した。

別の業界関係者は「(韓国の)各地域で差異化したコンテンツ開発に取り組まなければならない」とし、ある地域でつり橋が人気を呼ぶと別の地域も次々まねをするといった現状を変えていく必要性に言及した。

他にも、日本や中国など近隣国に比べ韓国のコンテンツが不足している点を認めた上で「外国人が日本や中国に行く際に韓国にも寄るようにさせる政策を検討すべきだ」との提言があった。

漢陽大の李勲(イ・フン)教授(観光学)は「旅行に出掛けようとする人たちに『この機会にぜひとも韓国に行かないと』と思わせる大々的なイベントのようなものが相対的に不足しているようだ」と述べ、宿泊など観光プロジェクトもさらに積極的に展開すべきだと強調した。

各地のフェスティバルやイベント、伝統市場などで問題視される「ぼったくり」の解決も課題に挙げられる。

mgk1202@yna.co.kr
<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>

原文記事
出所:聨合ニュース(2023.7.31)
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