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アリエクスプレスなど中国ECサイト 「激安」武器に韓国で急成長
作成日
2023.11.10

聨合ニュースによると、


【ソウル聯合ニュース】韓国統計庁が6日までに発表した資料によると、韓国の消費者による海外の通販サイトからの直接購入額は今年1~9月に4兆7928億2600万ウォン(約5500億円)となり、前年同期比20.4%増加した。

国・地域別では、中国からの購入が2兆2217億ウォンで全体の46.4%を占めた。

次いで米国が1兆3928億7900万ウォン(29.1%)、欧州連合(EU)と英国が6504億7300万ウォン(13.6%)、日本が3449億7400万ウォン(7.2%)、東南アジア諸国連合(ASEAN)が555億8000万ウォン(1.2%)、カナダが406億9300万ウォン(0.8%)と続いた。

目を引くのが、安値を武器に韓国市場を攻略する中国電子商取引(EC)サイトの成長だ。

今年1~9月の中国からの直接購入額は前年同期の約2倍に増えた。

一方で、米国からの購入額は同期間に9.7%減少した。

このままいけば、今年は初めて中国が米国を抑えて韓国の直接購入市場で購入額1位に立つと予想される。

中国勢の勢いは、同国のEC大手アリババグループが運営する海外向け通販サイト、アリエクスプレスなどの急成長によるものだ。

アリエクスプレスは2018年に韓国のEC市場に参入し、今年になって価格競争力を強みに市場を急速に掌握している。

アプリ・リテール(小売り)分析サービスを手掛けるワイズアップ・リテール・グッズによると、アリエクスプレスの韓国のアプリユーザー数は9月時点で545万人と、20年9月(152万人)に比べて約3.6倍に急増した。

前年同月(274万人)比でも約2倍に増えている。

韓国ネット通販大手のクーパン(2862万人)、11番街(846万人)、Gマーケット(636万人)に次ぐ4位で、遠からずトップ3に食い込む可能性もある。

最近では中国の別のECサイト、Temu(ティームー)が韓国市場に参入し、勢力を伸ばしている。

ティームーのアプリユーザー数は9月に170万人と8月(52万人)の3倍以上に急増した。

これら中国勢の高成長は当面続く見通しだ。

韓国EC業界の関係者は「物価高が長期化し、国内消費者はますます価格に敏感になっており、激安商品を武器とする中国EC事業者はしばらく注目を集めるだろう」と話している。

tnak51@yna.co.kr
<著作権者(c)聨合ニュース。無断転載・再配布禁止。>

原文記事
出所:聨合ニュース(2023.11.6)
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