韓国進出の成功事例
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すべての季節があるリゾート
ベルジャヤ済州リゾート、済州道を代表するリゾートの建設に取り掛かる
爽やかな天気、白い砂浜、青い空…バリ島やプーケットのような代表的なリゾート地で満喫できるものだ。済州道(ジェジュド)でも爽やかな天気、白い砂浜、青い空に出会うことができる。しかも、夏だけでなく、春、秋、冬も含めた四季の変化を楽しむことができる。こうして済州道が持っている観光地としての潜在可能性は、5年前にマレーシアの開発企業のベルジャヤグループ(Berjaya Group)が済州道に対する投資を決定する契機になった。
「自然環境の面から見て、済州道は完璧だ。そのため、これから済州道はグローバルなリゾート地へ発展していく可能性がある」と、ベルジャヤ済州リゾート(Berjaya Jeju Resort)事業担当者のタン・ヴイ・ウン(Tang Vui Woon)代表は話した。
ベルジャヤ済州リゾートは済州史上最大の規模を誇る複合リゾート開発事業で、今年末まで1段階工事に着手する予定。ベルジャヤグループ(72.6%の株を所有)は韓国側政府機関の済州国際自由都市開発センター(JDC、19%)と米国の投資持株会社のスワンストリートパートナーズ(Swan Street Partners、8.4%)とともに提携会社のベルジャヤ済州リゾート(株)(Berjaya Jeju Resort Limited、BJR)を設立し、ベルジャヤ済州リゾートがこの事業を担当している。この事業でベルジャヤグループは済州にとって最大の外国人投資家になり、今後約5,000人の雇用を創出することが予想される。
タン代表が率いる事業チームは米国から来た運営者にカジノの業務運営を担当させ、ソウルの江南(カンナム)地域から来た医者にリゾート(規模:744,207㎡)団地内で整形外科を運営させる。
「済州道は観光客が何回でも足を運びたくなるような様々な魅力を持っている」とタン代表は話す。
彼は、リゾートが建設されると済州の魅力を世界中に認識してもらうことができると確信している。済州道は大勢の観光客の訪問にもかかわらず、劣悪な観光インフラと低い認知度で多くの人に知られてはいないとタン代表は話す。
最近の済州に対する中国の投資増加を受け、ベルジャヤ済州リゾート(株)は中国から大勢の観光客を誘致する予定。さらに、マレーシアのリゾートで知られるベルジャヤグループが本拠地を置く東南アジアからも観光客を誘致するために取り組む。
韓国でベルジャヤ済州リゾート(株)は、常に順調な道のりを歩んできたわけではなかった。韓国不動産市場の不確実性により、2009年から2010年初めまで事業を中断せざるを得なかった時期もあった。正しいマーケティング戦略の策定とリゾートマスタプランの修正のため、ベルジャヤ済州リゾート(株)は2011年6月にクリエイティブ・マーケティング・プロジェクト・マネージャ(creative marketing project manager)を任命した。修正されたマスタプランは昨年5月に承認された。従来のマスタプランに比べて、修正案はリゾートと済州の自然環境の調和、市場の需要に対するダイナミックな対応により重点を置いた。
済州道は世界7大自然景観のひとつに選定されており、ユネスコの世界自然遺産に認定され、生物の多様性が保全されている。済州が持っているこの価値を高く評価したベルジャヤ済州リゾート(株)は済州の恵まれた自然環境に重点を置き、開発事業を渋って自然の保存を希望する済州の人々の要求を反映できる新たなマスタプランを策定したのである。
「新たなマスタプランをまとめると、現地や海外から前向きな反応や意見が聞こえてきた」とタン代表は話した。
タン代表率いる事業チームは現在1段階工事に着手しており、今月中に江南駅近くにベルジャヤ済州リゾートの広報センターをオープンするために力を入れている。
「長期的には、済州をグローバルな代表的観光地図に記載されているグローバルリゾート地に発展させることを目標に掲げている」とタン代表は話した。
- ベルジャヤ済州リゾートは済州道で最も有名な観光地の中文観光団地の真横に位置する。
- ベルジャヤ済州リゾートの代表的なランドマーク・タワーにはホテル、レジダンスホテル、プールヴィラが設けられ、済州道で最も高いタワーとなる。
- ベルジャヤ済州リゾートは5月にベントレー国際賞(Bentley International Property Award)の韓国複合開発部門で五つ星を獲得した。