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蔚山、企業の新・増設投資で景気低迷の突破口図る
作成日
2012.10.05
ヒット
438
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聯合ニュースによると、

グローバル景気低迷にもかかわらず、蔚山地域企業の新・増設投資が相次いでいる。

蔚山市と地域産業界によると、今年に入って石油化学企業を中心に高付加価値の特化製品を生産するための工場の新設・増設が相次いで推進されていることが1日にわかった。

ハンファケミカルは先月、蔚山第1工場で年間4万トンの生産規模を持つ高含量EVAプラントを増設した。

高含量EVAはコーティング、太陽電池用シート、接着剤などの原料に使われる。

今回の増設でハンファケミカルは国内のEVA生産能力が年間16万トンに達し、1千億ウォンの追加的な売上を期待している。

ハンファケミカルはグローバル石油化学業界が景気低迷による需要減少、エチレンの価格上昇によるコスト圧迫、中東産低価格製品のシェア拡大などで苦しんでいることを受け、高付加価値の特化製品の生産拡大で競争力を強化するとの戦略。

蔚州郡溫山国家産業団地のKGケミカルは先月に車両用尿素水とコンクリート混和剤工場の竣工式を行い、本格的な稼動に入った。

これでKGケミカルはディーゼル常用者の有害ガスを水と窒素に変える環境にやさしい機能を持つ車両用尿素水を年間5万トン、コンクリート混和剤を年間24千トン生産できる能力を備える。

サムスン精密化学は蔚山事業場で最近、建築・産業用添加剤と医薬品の原料に使用される「Mecellose」生産工場を年間7千トン規模に増設した。

サムスン精密化学は今回の増設でMecelloseの生産規模が年間35千トンまで拡大され、「規模の競争力」を確保できるようになった。

同社は昨年に塗料用HEC生産工場を竣工した。

また、東西石油化学は蔚山工場に2千億ウォンを投資し、年間245千トン規模の合成樹脂・繊維原料のAN生産工場を20131月まで増設する計画。

東西石油化学は同工場の建設で現在の年間30万トンの生産能力が545千トン規模に拡大し、単一工場では世界最大規模となる。

蔚州郡のLGハウシスはドイツのInterpain社と提携し、先月に蔚山工場内にLow-Eガラス生産工場のハウシスインターペインを竣工した。

Low-Eガラスは建築用板ガラスの表面に薄幕をコーティングした省エネ型の機能性ガラスで、今後市場が急成長すると見込まれる。

蔚山市のある関係者は「工場の新・増設投資によって競争力の強化を図る企業に対して、市は外国人投資地域の指定や許認可過程の便宜、税制減免など様々な支援を行っている」と話した。

原文記事

出所:聯合ニュース(2012.10.03)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。