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蔚山、新たな海上交通センター構築
作成日
2013.05.29
ヒット
429
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聨合ニュースによると、

東北アジアのオイルハブ港湾へ跳躍を狙う蔚山港の安全と効率を守る海上交通管制(VTS)センターが様変わりした。

蔚山地方海洋港湾庁は29日、約48億ウォンを投入して蔚山港に海上交通管制センターを竣工し、21日から試験的にVTS業務を開始したことを明らかにした。

蔚山市南区梅岩洞梅岩埠頭にあるこのセンターは、1,506㎡の敷地に地上8(全体面積1,406)規模で建設された。

高さは41mに達しており、旧センター(10m、地上3)より4倍程度高い。

蔚山VTSセンターは地域海岸の所々に設置された6台の船舶位置追跡用レーダー、船舶自動識別装置(AIS)、超短波(VHF)通信網などを備えている。

このセンターが管轄する蔚山湾の管制区域面積は387.57㎢に達する。

VTSセンターは港湾と主要航路の船舶運航状況をモニターリングし、航行安全のために必要となる情報の提供や安全な海洋輸送路の確保、海洋事故の予防などを図る。

また、入出港の優先順位の指定、バースや停泊地の指定、渡船・曳船の支援などを通じ、港湾運営の効率を引き上げる役割を果たす。

これまで蔚山港のVTS業務を担当してきた旧VTSセンターは1981年に設立されて無線を活用した交信業務のみを行い、1996年からレーダーを活用したVTS業務を開始した。

しかし、狭小で老朽化した施設では、液体貨物の取扱量が全国で最も多い蔚山港の管制には限界があると指摘されてきた。

新築されたVTSセンターでは、管制運営席が従来の2つから3つに増え、3人の管制官が同時に精密管制できるなど、蔚山港のバースや貨物取扱量の増加に備えることができるようになった。

管制運営室と装置室などの空間が広くなり、業務環境も改善された。

管制画面が見られる小会議室が設けられており、管制事例の発表会や海上交通懇談会など様々な会議や教育を行うことができる。

蔚山地方海洋港湾庁のパク・ノジョン庁長は、「全国15ヵ所のVTSセンターで最も劣悪な施設だった蔚山センターが最先端施設と装置を揃えた」とし、「管制室が高くなったため、直接目で観察しながら船舶をコントロールする『視覚管制』ができる」と話した。

蔚山VTSセンターは30日午前、関係機関や団体の関係者約120人が出席した中で竣工式を行い、本格的なVTS業務を開始する。

原文記事

出所:聨合ニュース(2013.05.29)

**本内容は上記のウェブ版に掲載されている記事を訳したものです。