江原道の第1都市である原州市に位置した文幕・磻渓一般産業団地は、計423千㎡規模の敷地に約30企業が入居している小規模の産業団地だが、首都圏への近接性がよく、周辺に文幕一般産業団地、桐華一般産業団地、原州自動車部品一般産業団地などがあり、企業間の協業を通じたシナジー効果の創出というメリットを持っている産業団地である。江原道内では唯一、外国人投資地域(文幕外国人投資地域)に位置しており、地域への企業誘致を通じて経済活性化に貢献している。2020年基準の生産量は約2,354億ウォン、輸出額は約464万ドルと推計される。
産業団地の概要
- 名称:文幕・磻渓一般産業団地
- 位置:江原道原州市 文幕邑磻渓里・翠屏里一帯
- 団地の規模
(単位:㎡)
新しい時代に合わせて進化する産業団地
文幕・磻渓一般産業団地を拠点にして周辺の桐華・台庄、隅川(横城)、原州企業都市を連携し、eモビリティとメディカル・ヘルスケア中心の新産業生態系を造成する産業団地大改造事業の選定に備えている。また、中型R&Dと 移転技術の事業化支援を通じて、eモビリティと医療バイオ先導企業育成事業が行われている。一方、2025年に「江原・原州産学融合地区」を造成することで産業団地と大学が空間的に統合し、現場中心の産学融合型教育システムを構築するためのコンソーシアムも進められている。
技術移転を通じた新しい成長動力の確保
現在、原州地域では自動車部品と医療機器分野の産学研協議会(MC、ミニクラスター)が運営されており、特に医療機器の場合、今後、医療用診断機器と融合医療機器分野に範囲を拡大する予定だ。技術移転と移転技術に対する事業化支援を通じて、国内の素材・部品・装備産業の 強化という基調に合わせて、輸入製品の国産化を先導している。その他にもスマート製造R&D事業を通じて協力会社間の製造データの共有及び生産工程の自動化を支援している。
* 出所:(文)韓国産業団地公団、(写真)韓国産業団地公団