大佛国家産業団地は、南東エリアと首都圏に偏っている産業団地を全羅道地域にも建設することで開発が遅れている南西エリアの開発を促し、中国及び東南アジア市場への進出に向けた前進基地として活用するために造成された。団地内に、外国人投資を誘致するための外国人投資地域と自由貿易地域が指定されている。‘22年第3四半期基準で389社が入居しており、累計生産額は1兆7,310億ウォン、累計輸出額は1億8,869億ドルに上る。
産業団地の概要
- 名称:大佛国家産業団地
- 位置:全羅南道 霊岩郡 三湖邑 羅佛里、蘭田里、龍仰里一帯
- 団地の規模
(単位:㎡)
優秀な地理的条件と広域インフラ
中国の主要港である上海、青島などと最短距離にあり、南西海岸地域の最南端に位置していることから、中国大陸及び東南アジア、太平洋への進出のための橋頭保と言える。西海岸高速道路、KTX湖南線、武安国際空港、大佛港と木浦新港など、産業団地周辺に社会共通資本施設を拡充し陸上・海上・航空など立体的な交通網を構築しており、産業団地内に木浦税関が位置している。光陽湾圏の重化学基地から鉄鋼、石油化学などの基礎原材料の調達が容易であることもメリットと言える。
造船専門団地を超えて新しい飛躍を夢見る
大佛国家産業団地は分譲価格及び賃貸価格が安い臨海型産業団地で、造船資機材集積化団地としての最適な環境を備えている。最近は産業構造を新再生可能エネルギー産業生態系にシフトするための産業団地大改造事業が進められ、エコ船舶及び洋上風力資機材中心のスマートグリーン未来産業団地に生まれ変わり、南西エリアの経済中核拠点への再飛躍を準備している。